隣で寝てる大吾さんを起こさないよう、ベットから起きて、大吾さんをジーッと見つめる。
好き過ぎて、大吾さんが起きてもいいから、この言葉を言いたくて顔を耳元に近づける。

「大吾さん……」

好き。…聞こえた?

東城会本部会長室にて。

「大吾さん疲れてませんか?」

「ん?」

大吾の背後に回り。

「私マッサージ得意なんですよ」

宣言した通りマッサージが上手で、ついつい声が。

「んっ……あっ……そこ…スゲーいい」

エロ声に、名無しは赤くなり大吾から離れて。

「………」

「……わ、悪い」

「……続けますね……」

今度は声を我慢して。

「ありがとうお陰で楽になった」

「はい。また疲れたら言って下さい」

「あぁ」

本部以外で、マッサージしてもらうかと思う大吾でした。

マッサージ

名無しは、買い物の為近くのスーパーに来ていた。
レジで会計を済まして、マイバックに詰め、店を出ようと出口に向かう途中、笹に目が付く。

「(あぁ。今日七夕だ。結構書いてる人いるな〜……たしか短冊の紙色にも意味があるんだっけ?忘れたな……折角だから書くか)」

短冊を一枚取って、少し悩んだ後短冊に書いて、笹に吊るす。

「(よし!願い事叶いますように)」

お願いをして、名無しはスーパーを後にした。

夕方。
スーパーで買ってきた食材でご飯を作ろうと立ち上がると、家のインターホンが鳴る。
確認すると大吾で、小走りで玄関に行きドアを開ける。

「大吾さん。どうしました?こんな時間に?」

「いきなり来て悪いな名無し。珍しくこんな時間に終わったから、立ち寄ったんだよ」

「あっ!」

「?どうした?名無し」

「……何でもないです。家にどうぞ」

名無しが、書いた短冊の願いは……。
“大吾さんに今日会いたい”
願い事が叶った名無しは、彦星様と織姫様と同様素敵な一日になりました。

短冊に願いを

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