願い叶う

神室町の空を見れば曇り空で、雨が今にでも降ってきそうだった。
名無しは、アルプスでお茶タイムしていると、ポツポツと音がなる。
雨が降ってきたのだ。

「雨だ……」

明日は、デートの約束がある名無しは、明日の為に新しい洋服を用意してたのにと、軽くため息が出る。携帯で明日の天気を見ると、朝見た予報と変わらず雨予想だった。

「(晴れたらいいのな)」

雨の神室町を見ながら、お茶を飲んでいると、耳を傾けたくなる話が聞こえてきた。

「これを待ち受けにしたら、叶ったよ」

「そうでしょ〜!凄い効果だよね〜」

名無しは、この話を聞いて興味が少し出てきて、チラッと待ち受け画面が見えたので、スマホで調べてみると直ぐに出てきた。詳しく調べて見ると、《叶った》とか、《待ち受けしてよかった》とか、沢山のコメントが書いてある。

「(信じて見るか)」

名無しは、コップが空になったので、アルプスを出て、雨の中、傘をさして家に帰った。


翌朝。
早く目が覚めると、名無しは、急いでカーテンを、勢いよく開けると晴れていたのだ。

「待ち受けの効果? 凄い……」

待ち受けの効果なのか分からないが、願いが叶った名無しは、心弾む気持ちでベットから降りて、デートの用意をした。


「名無しおはよう」

「大吾さん」

「ん?やけに嬉しそうな声だな?」

「ふふ……。後で話しますね」

「?」

お気に入りのヒールを履いて、大吾が待つ場所に向かう名無しなのでした。




戻る 進む
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -