得た愛情


「ふう、早く行かないと…」

普通のOLであるごんべいは、職場へと出勤する為、マンションの自宅のドアを閉める。

「おはようごんべい」
「よお、ごんべい」
「ヒロ、ワキ、おはよ」

ごんべいの部屋の両隣のドアから、スーツに身を包んだ二人の美青年が現れ、彼女に朝の挨拶をする。

「今日も可愛いね、ごんべい」
「そう?ありがと」

爽やかな美青年、ヒロの言葉にも、ごんべいは照れもせずに言葉を返す。

「なあごんべい、今日の昼一緒に外で食べようぜ」
「ごめん、今日は一人で食べたい気分なんだ」

ワキの誘いにも、ごんべいは歩きながら断る。

「あっ、ヒロさんだ!」
「ワキさんもいるー今日も素敵ねぇ」

職場の近くまで来ると、同僚の女性達が、ヒロとワキを見て目をハートに変えていた。

「一人で食うより俺達で食べた方が良いだろ」
「だから、たまには一人で食べたいのよ」
「そうだよワキ、ごんべいがこう言ってるんだから、無理強いは良くない」
「ちっ…ったく、じゃあ明日は付き合えよ、じゃあな」
「ごんべい、またね」

オフィス街に着くと、二人はそれぞれ別の職場へと入っていく。
女性陣達は、目を輝かせヒロとワキに見入っていた。

「ごんべいおはよ。良いわねぇ毎日、あんなイケメン二人と出社出来て」

ごんべいも自分の会社へと入ると、友人が羨ましそうに声を上げる。

「良くないわよ。毎日毎日、出勤も一緒、ランチも一緒、帰りは向こうが忙しいから別だけど…ちょっとうんざりしてるのよ」

ごんべいははあっと、溜息を吐きながら言う。

「でも、あんなイケメン早々いないわよ。それに二人とも頭良くて重役に選ばれる寸前なんでしょ?将来間違いないじゃない、いいなぁ」

友人は心からそう言うが、ごんべいにとっては少々うんざりであった。
ごんべい、ヒロとワキは幼馴染であった。
幼い頃から、二人はごんべいの側におり、大切な存在であった。
が、こうして社会人になり、実家を出たごんべいを追い、ヒロとワキも彼女のマンションの隣へと引越してきたのだ。
最初は嬉しかったが、休みの日でさえ出掛けるのも過ごすのも一緒、何をするのでさえヒロとワキが側におり、最近ごんべいの中でうんざりという気持ちが出てきてしまっていた。

(ヒロとワキは幼馴染だし、小さい頃から一緒だった。優しいし、凄く頼りになる。でも、何も私を追って引っ越してきて、会社まで隣にするなんて…)

温和で爽やかなヒロ、俺様でかっこいい系のワキは、女性陣からの人気者であった。
さっさと彼女を作って自分から離れてほしいという気持ちとは裏腹に、二人は彼女を作ろうとはしなかった。

『ごんべいの側にいたいからね』
『俺達がいなきゃ、お前何も出来ねぇだろ。ずっと側にいるぜ』

一度彼女を作るように言ったが、そう言われてしまい、返す言葉がなかった。

「はあ…」

ごんべいが溜息をつきながら自分の椅子に座ると、チロリンと携帯の音が上がる。

明日の休み、何処かドライブ行こうか?
どっか出かけようぜ、行きたい所あるか?

ヒロとワキ、二人からのメールであった。

「はあ…」

ごんべいは返す気にもなれず、携帯を鞄にしまう。

「少し私から離れて、彼女作ってよ…」

二人から束縛されているような感覚がし、ごんべいはうんざりしてしまう。

「ごんべい、どうした?」

溜息をつくごんべいを見て、同僚の男性が声を掛ける。
まだ仕事が始まるまで時間があるので、ごんべいは彼に愚痴をこぼす事にした。

「え、ごんべいって彼等と付き合ってないのか」

いつも一緒にいるごんべい達を見ている周りは、誰もが付き合っていると思うだろう。

「付き合ってないわよ、ただの幼馴染。けどもう…ほんと最近うんざりなの。束縛されてる気がして…彼女でもないのに」
「ふーん、良い事聞いたな。じゃあ、俺がお前を奪おうかな」
「えっ?」

予想もしない言葉に、ごんべいは驚きの声を上げる。

「今日のお昼、一緒に食べないか?」
「…うん、喜んで」

ごんべいは笑顔で、彼の誘いに頷くのであった。




「へえ、君を追って同じマンションの隣に…よっぽど心配だったんだな」
「関心しないでよ。私はほんと参ってるんだから…」
「ごめんごめん」

昼休み、ごんべいは彼と外へランチをしに来ていた。
ヒロとワキ以外の男性と来たのは初めてで、ごんべいは久しぶりにゆったりとした時間を過ごせていた。

「じゃあさ、明日出掛けない?映画でも見にさ」
「うん、行くわ!嬉しい」

ヒロとワキと出掛けるのもうんざりで、ごんべいは即答で頷き、ランチを楽しむのであった。

「…見ろよヒロ」
「…」

そんなごんべいの姿を、店の外から冷ややかな目で、二人の美青年が見つめていた。





「ふんふーん、何着て行こうかな」

翌日の土曜日、ごんべいはいつもと違い、上機嫌でクローゼットの中の服を見渡す。
ヒロとワキ以外の男性との、久しぶりのデートに、ごんべいは心を踊らせていた。
学生時代に、やはり別の男性と付き合おうとした事があったが、ヒロとワキに止められ叶う事はなかった。

「二人に見つかったらやばいから…静かに出ないとね」

着て行く服を決め着替え、メイクなどを施すと、ごんべいはバッグを掴む。
二人に見つかると危ない為、彼との待ち合わせ場所は近くのコンビニにしていた。
ごんべいは恐る恐るドアを開け、左右を静かに見渡す。
どちらの部屋もシンとしており、開く様子はない。

「よし、今だわ…!」

ごんべいは覚悟を決め、静かにドアを閉め鍵をかける。
二人の部屋のドアは開く事はなく、ごんべいは静かに急いでマンションの廊下を歩く。

「ふう、ここまで来れば大丈夫かな」

マンションの駐車場まで無事に歩け、ごんべいはほっと一息つく。

「早く行かないとね」

ごんべいは歩くのを止め、走り出そうと足を一歩踏み出した。

「ごんべい」
「どこ行くんだよ」

目の前に見覚えのある車が止まり、ごんべいは降りて来た二人の美青年を見て、顔を歪ませる。

「ヒロ、ワキ…ふ、二人には関係ないわ。何処へ行こうと勝手でしょ!」

二人の脇を通り過ぎようとしたが、それは叶わなかった。

「いたっ」
「ごんべいは僕達とドライブだよ」

ヒロに腕を掴まれ、ごんべいはそのまま強引に車の中へと乗せられてしまった。

「ちょ、ちょっと何するのよ!」

ごんべいが怒っても、二人は何も言わない。
ワキがハンドルを握り、そのまま車が何処かへ向かって走り出す。

「ねえ二人とも!降ろしてよ!私約束があるんだから!」

ごんべいが鍵を開けようとしても、運転席でロックされているのかビクともしない。

「…」

ヒロもワキも無言であったが、何か威圧的なオーラが漂い、ごんべいはそれ以上何も言えなかった。
仕方なく、ごんべいは彼に連絡しようと携帯を取り出す。

「これは僕が預かっておくよ」
「え、ちょ、ちょっと…!」

ヒロがひょいとごんべいの携帯を取り上げてしまう。

「何するのよヒロ!」
「…」
「っ…」

いつもと違うヒロの雰囲気に、ごんべいはビクッとなりそのまま押し黙る。

(二人とも変だよ…どうなってるの…)

不安を抱えながら、三人を乗せたワキの車は、人気のない山へと入っていった。
昼間なのに人気はなく、山の麓の駐車場はシンとしており、自動販売機などがぽつんと立っている。

「…」

ワキは静かに駐車場に車を停めると、運転席から外へと出て行く。

「ワキ…っ?」

ごんべいも外へと出ようとドアに手をかけるが、ヒロがそれを阻止する。
直ぐにワキも後部座席へと入り、ごんべいは二人に挟まれる状態になってしまった。

「ね…ねえ、二人とも変だよ?どうしたの?」

明らかに、今までの二人の雰囲気とは違っていた。
ごんべいは恐怖すら感じ、ヒロとワキを交互に見渡す。

「…ごんべい、俺はお前が好きだ、ガキの頃からな」

ワキが口を開き、ごんべいをじっと見つめる。

「お前以外の女、好きになった事なんかねぇ。それぐらい、お前が好きだ」
「ワキ……」
「僕だって、小さい時からずっとごんべいが好きだった。いつも三人でいられたらってずっと思ってた。だから、君が一人暮らしをするって聞いて、いても立ってもいられなくて付いてきた」

ヒロも、今までの思いを吐き出すように言葉を口にする。

「ごんべい、僕もワキも、他の女の子に何人も付き合ってほしいって言われてきたけど、全部断ってきたんだよ。何故か、ごんべいなら分かるよね?」
「え…」

ヒロはぐいっと、ごんべいの方へ身を乗り出し、彼女をじいっと見つめる。
まるで蛇に睨まれた蛙の様に、彼女は動く事が出来ない。

「俺もヒロも、ごんべいしか見えねぇからだよ…」
「きゃっ!」

ワキがそう口にしながら、ごんべいのスカートから覗く太ももをぎゅっと掴む。

「ちょ、ワキ…っ!?」

ごんべいがその手を剥がそうとするが、逆にその手をヒロによって掴まれていた。

「ごんべい…君は僕とワキがいるのに他の男と付き合おうとしている。…君が一体誰のものか…分からせてあげるよ」
「んっ!!」

一瞬のことであった。
ごんべいはヒロに腕を掴まれたまま、キスをされていた。
嫌々と首を横に振ろうとするが、ヒロの舌が入り込んでしまい出来ない。

「…ごんべい、お前は俺とヒロのものだぜ。他の男の所に行くんじゃねぇよ…」
「んっ…ひゃあっ…!」

ワキにキスをされながら、ヒロは反対のごんべいの耳朶で囁き、そのまま舌を這わせていた。
ごんべいは思わずワキの唇から離れ、身体を震わせてしまう。

「…ワキ、今僕がごんべいとキスしてるんだから」
「んな事分かってる。言っただろ、ごんべいは俺とお前のもんだって。独り占めはよくねぇぜ?」
「それもそうだね」
「ちょっと…私はものじゃないわ!私帰るから…きゃあっ!」

ヒロとワキの身勝手な会話に、ごんべいは二人を退け外へと逃げようとする。
が、二人はお互い彼女の腕を掴み、そのまま動かない様にさせてしまった。

「言っただろごんべい。お前は俺達の女だって」
「逃しはしないよごんべい。君は幼い頃からずっと…僕とヒロのものだ」
「そ、んな…ふあっ!」

再び、ヒロとワキはごんべいの耳朶に舌を這わせ、ねっとりと舐め上げていく。
ごんべいの身体はビクンと震え、声も上ずってしまう。

「ごんべい…ずっとお前に触れたかった…」
「君に触れる事を我慢してきたけど…もう我慢しなくて良いよね…」

耳元で甘く囁くワキとヒロの声に、ごんべいの頭の中がぐるぐると混乱していく。

(ヒロとワキの事…幼馴染としか思えなかったのに…私、興奮してる…?)

無理やりこんな所に連れてこられたのに、ごんべいは身体が敏感になっている事に気がついていた。

「ごんべい…」

二人は愛しい彼女の名を呟きながら、空いている片手を移動させる。
服の上からでもその大きさが分かる、ごんべいの乳房を掴むと、指を食い込ませながら円を描く様に揉み始めていく。

「あ…っ!や、やだ…っ」

幼馴染だからといって、身体に触れられるのは初めてであった。
ごんべいが嫌々と首を振る事が出来ても、ヒロもワキも止める意志はない。

「ごんべいのおっぱい…凄い大きい」
「ああ…想像以上だな…」

ヒロもワキも、ごんべいの乳房の大きさに感嘆の声を上げている。
耳朶を舌で舐め上げながら、ぐにゅぐにゅと、お互い服に皺が出来るほど強く乳房を揉んでいく。

「あぁ…っ、ん。いや…いや…っ」

幼馴染の二人に挟まれ、ごんべいが抵抗しても逃げる事はもう無理であった。
このままされるがままになるつもりはないとごんべいは思ったが、やはり身体は正直に反応していた。
ヒロとワキは一旦乳房から手を離すと、ごんべいの服の裾を掴み、一気に首元まで託し上げていた。

「可愛いね、ごんべいのブラ…」
「ッ…マジ良いじゃねえの…」

露わになったごんべいの下着に、二人は頬を赤く染めていた。
そして、直ぐにブラ毎乳房を掴むと、再びぐにゅりと揉みだしていく。

「あっ、んっ…!や、やだ…お願い、ヒロ、ワキやめて…っ」

段々と強くなる甘い快感を感じ、ごんべいは二人を交互に見渡しながら言う。
既に理性の無い二人は、ごんべいの否定の言葉など聞かず、ブラのホックをパチンと外すと、そのまま拭い取ってしまった。

「…綺麗だ、ごんべい…」
「ッ…」

露わになったごんべいの形の良い大きな乳房、ピンク色の乳首に、ヒロとワキは釘付けとなっていた。

「いやっ、見ないで…ああんっ!」

喘ぎとなったごんべいの声が、車内に大きく響く。

「ん…」
「ちゅっ…ん」

ヒロとワキ、二人はごんべいの乳首に吸い付き、そのまま口の中でちゅうぅっと音を立て、吸い始めていた。

「ああんっ!いやあ…っ、あぁんっ」

ごんべいの中にまだ残っている理性が、辛うじて否定の言葉を口にしていた。
が、彼女の乳首はヒロとワキの口内できゅっと引き締まってしまい、その硬さを彼等に伝えている。

「ん…凄く、硬くなったよ…ごんべい…」
「たまんねぇ…ッ」

硬くなってしまった乳首の感触を味わいたいと、ヒロは舌を乳首に絡ませながら舐め上げる。
ワキは吸うのを止めず、唇に乳首を挟みながら、ちゅっちゅっと、音を強めに上げながら吸っていく。

「ああん。あんっあんっ」

異なった二人の違う愛撫は、ごんべいの理性を完全に無くすのに十分なものであった。
長い間ずっと想いを寄せていたごんべいの喘ぎ声に、ヒロもワキも余裕が無くなっていた。
乳首を舌で愛撫しながら、二人の指は下へと這わされていく。

「二人、ともいや…だ、だめ…」
「ごんべい…ん、お前は可愛く喘いでろ…ちゅ」
「ああんっ」

ワキが囁きながら乳首をキツく吸い、ごんべいの口からは喘ぎ声しか上がらない。
その隙にスカートの中へと手を這わせ、下着に触れると、そこは快楽の蜜で濡れてしまっていた。

「ごんべい…凄い濡れてる」

ワキが頬を赤く染めたまま、クスリと笑う。

「やあっ…言わないで…っ」

あれだけ嫌がっていたのにと、ごんべいは自分でそう思ったが、身体は正直に快楽の証である蜜を溢れさせていた。
ワキもヒロもそんなごんべいが可愛いと、下着も足首まで下げてしまい、蜜で濡れたそこに指を這わせ、上下に擦り始めていく。

「あぁあんっ、あっ…あぁ…んっ」
「ごんべい…」

指を蜜で濡れさせながら、蜜が溢れる入り口を擦ると、ごんべいが切なそうに喘ぎ、ヒロとワキを更に興奮させていく。

「ヒロ、お前どっちが良いんだよ…」
「じゃあ…僕はこっち貰う…」

二人は短く会話を交わすと、ワキは胸元のまま、ヒロだけごんべいの足元へと移動していた。
そして、ワキは乳首を再び吸い、空いた片方の乳房をぐにゅぐにゅと揉む。
ヒロは、ごんべいのスカートを更に上へと託し上げると、そのまま顔を埋め、蜜を舌で丁寧に舐め上げ始めていた。

「あぁあんっ!やっ、ヒロ…あぁん!」

強い快楽が現れ思わず脚を閉じようとしたが、ヒロが脚の間にいるため、それは叶わない。

「ちゅっ、ん…お前の乳首…硬くて美味いぜごんべい…」

胸元では、乳房と乳首を独占したワキがニヤリと笑う。
片方の乳首を軽く摘んで引っ張り、片方は、乳首の硬さをほぐすように舌を絡ませる。

「はあぁんっ、あぁん。ワキ…そんなにだめぇ…あぁん」

引っ張られた乳首がクニクニと指で擦られ、絡ませた乳首を解放すると、優しく吸い上げていく。

「ああんっ、ん、あんっ、あぁん」
「ちゅっ…ん、だめじゃねえだろ…?」

ワキの言う通りだと、ごんべいは思った。
もっとしてほしい、快楽がほしい、今のごんべいの想いはそれだけであった。
その想いを悟る様に、ヒロの舌が、蜜溢れる入り口から、その上の突起へと舐め上げると、ごんべいはビクンと腰を跳ねらせてしまった。

「あんっ、あぁあん!ヒロだめぇ…ああぁん!」
「ん…僕にも感じてくれ、ごんべい…」

ヒロは舌先を細かく動かし、ピチャピチャといやらしく音を立てながら、ビクンとなっている、蜜の入り口を舐め上げていく。

「はああん、あんっ、あぁん」

ごんべいの感じる所を分かっているかの様に、乳首と同じ様に硬く尖る突起を、ヒロの舌がツンツンと弾いていく。

「あぁあん!あんっ!だめぇ…!ヒロっ…!」

クリを弾かれたされた瞬間、ごんべいの頭の中が白く変化し、全身を震わせていく。
ワキもごんべいの変化を感じ取り、乳首を強めに吸い、人差し指と親指で摘むと、更にその硬さを増していた。
ヒロも、ごんべいを快楽の頂点へと登らせようと、唇にクリを挟み、ちゅっ、ちゅっと何度も吸い上げていく。

「あぁああん!イくっ、イっちゃ…あぁんっ、あぁあぁん!!」

近くに人がいたら、きっと聞こえてしまっていただろう。
ごんべいの声は車内を越え、外まで大きく、その甘い喘ぎを響き渡らせていた。

「…」

ヒロとワキは、ごんべいが達した事が分かり、ゆっくりと顔を上げる。

「ごんべい…可愛かったよ」
「良い声…聞かせて貰ったぜ…」
「はあ…ん、はあ…ヒロ…ワキ…」

ごんべいは上がった息を整えながら、優しく微笑む二人の幼馴染を見つめる。

(ヒロもワキも、私が好きだから、いつも一緒にいたかったんだわ…。それに気づかない私…バカだった…)

ごんべいは自分の想いに気づき、二人を見渡す。

「ヒロ…ワキ…私も二人が好き。ずっと…三人で一緒にいよ…?」

ごんべいの言葉に、ヒロもワキも一瞬驚きの表情を浮かべたが、直ぐに笑顔に戻る。

「ああ…俺達はずっと一緒だ…」
「もう、2度と離れないよ…ごんべい…」
「うん、嬉しい…」

ごんべいは二人の肩に手を回し、顔を埋める。
ずっと近くに自分を愛してくれる人がいたのにと、ごんべいは遠回りしながらもやっと気づく事が出来た。

「ごんべい…もう我慢が限界だ…」
「僕も同感…ごんべいの可愛い姿見てたら…もう限界だよ…」
「あ…あぁあんっ!」

ごんべいの甘い声が、再び車内に響いていた。
ヒロとワキ、二人の熱く硬いものに交互に満たされ、彼女の甘い声は暫く止むことは無かった。
快楽から得た愛情は本物なのかどうか、それはごんべいにも分からない。
確かなのは、ヒロとワキは、ごんべいを愛しているという事。

「ごんべい…愛してるぜ」
「愛してるよ、ごんべい…」
「私も…ヒロとワキを愛してるわ…」

甘く熱い快楽の中、ごんべいは愛する二人の男性へ、その身を任せるのであったー。


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