夏の海


「なあ」
「んー?」

自分の部屋でくつろぐごんべい。
隣には恋人であるロウが、何かを思い付いた様に口を開ける。

「夏といえば何?」
「え、夏?…プールとか?」
「プールよりもっとでかい所」
「…海?」
「そう、海。行こ、ごんべい」

唐突にロウはそう言うと立ち上がり、せっせと用意を始める。

「ちょ、ちょっと待ってよロウ。今から行くの?」
「うん、だって良い天気だし。まだ時間あるから行けるし」
「で、でも突然過ぎない?」
「良いじゃん、ごんべいの水着姿見たいし」

満面の笑みでそう話すロウを見て、ごんべいは溜め息を吐く。

「はあ…分かった。でも、ビキニは着ないから」
「えー何で?ごんべいのおっぱいはビキニを着てこそ、意味があるのに」
「揺れるのが嫌なの」
「それがいいんだよ。よし、じゃあビキニ買ってから海行こ」

ロウはそう言うと、ごんべいの手を掴み部屋を出て行く。
彼は、思いついたら即行動するタイプだと、ごんべいは分かっていたのでもう何も言わなかった。




「っしゃあ、着いたぜごんべい!」

あれから水着を問答無用で買わされ、更衣室で着替えさせられ、車で目的の海へと辿り着いた。

「やっぱ夏の海は良いよなー」
「けど、凄い混んでるよ?」

皆、夏の暑さをしのぐため、家族連れやカップルなど大勢のお客で賑わっている。

「良いじゃん、ごんべいのそのおっぱい見せつけてやろうぜ」

ロウは、水着姿のごんべいの胸をサッと触れる。
ごんべいは、大きな胸が自慢であったが、揺れるのが嫌で水着はいつもパレオタイプのを着ていた。
だが、先程ロウに買わされたものは、真っ黒のビキニだった。

「…変じゃない?」
「変な訳ないだろ。…すっげー似合ってて可愛い」
「…恥ずかしい」

ごんべいは頬を染め、両手を組む。
そんな彼女の反応が可愛くて、ロウは思わずごんべいを抱き締めていた。

「ごんべいのビキニ見れて、俺マジ嬉しい。だから恥ずかしがらないで、自信持ってよ」
「…うん、ありがとロウ…」
「っし、じゃあ行こうぜ」
「うん!」

手を繋ぎ、着替えの荷物を持ち2人は白い砂浜に駆けて行く。

荷物を海の家に預け、ロウはビーチボールをレンタルしていた。

「行くぜーごんべい!」

ロウがボールをサーブし、ごんべいがそれを受け止め打ち返す。

「それ!」

ごんべいがボールをアタックすると、黒いビキニのブラに包まれた彼女の大きな乳房が、ぷるんっと揺れて跳ねていた。
それに思わず見惚れ、ロウはボールを受け取り損なっていた。
それは周りの男性陣も同じで、ごんべいの揺れる乳房に釘付けになっていた。

「ちょっとロウ、ボールちゃんと取ってよ」
「あ、わりい…」

ロウは頬を染め、ボールをそそくさと拾う。

「すげぇ、あのおっぱい見たかよ」
「ああ、たまんねえよなぁ…」

周りの男性陣達も、ニヤけただらしのない表情でごんべいを見ている。

「…」

ロウはそれを聞き、ボールを持ったままごんべいに歩み寄り、腕を掴む。

「ロウ?」
「ビーチバレーやめて、海に入ろ」

ごんべいはロウに腕を引かれたまま、波打つ所まで歩くと、足が波に当たりヒンヤリとする。

「わ、冷たい」

冷たさが心地良く、ごんべいはその場に腰を下ろし体育座りをし波に当たる。
その瞬間、ごんべいの乳房がぐにゅっと潰れ、横に広がる。

「っ…」

彼女のビキニ姿を見て嬉しいロウだったが、想像以上に可愛く、そして大きな胸が強調されており、思わず頬を染めていた。

「ロウ?どうしたの?」

頬を染めて立ち尽くしている彼氏を見て、ごんべいは不思議に思い尋ねる。

「いや…やっぱごんべいって可愛いなって思ってさ」

その言葉を聞き、彼女の頬も徐々に赤みが増していく。

「…ありがと。泳ぎに行く?」
「…だな、折角来たんだから泳ごうぜ」

海の中へと入っていくと、身体が冷たい水に包まれ、心地良くなっていく。

「気持ち良いー…」

最初は乗り気ではなかったが、海にこうして入ってみると、夏はやはり海だと、ごんべいは改めて思った。

「あれ…ロウ?」

ボールに掴まりながら泳いでいると、ロウの姿が消えていた。

「ロウ?何処?」

急に不安になるごんべい。
周りを見渡しても、ロウの姿はない。
その時、下からごんべいのお尻を触る感触が上がる。

「きゃっ?!」

ザバァッという水しぶきの音とともに、ロウがごんべいをお姫様抱っこをしながら持ち上げていた。

「はは、びっくりした?」
「ロウ!もう…勝手にいなくならないでよっ」
「ごめん、1回こうやって抱っこして海の中歩いてみたくてさ」

ごんべいの背丈ではもう足がつかないが、ロウの背ではまだ地面に足がついている。
ロウはごんべいを抱っこしたまま、ゆっくり海の中を歩く。

「どう、お姫様になった気分じゃない?」
「うん。…凄く良い」

ロウの首に腕を回しながら、ごんべいは答える。
ロウはそんな彼女に応えるように、そのまま唇を奪う。

「ん、ふ…っ」

ごんべいもロウを受け入れ、入ってきた舌に自分の舌を絡ませていく。
絡ませ合い、お互いの歯列をなぞっていく。

「ふ…ぁ…」
「ごんべい…」

ちゅうっと音を立てキスを終えると、ごんべいの瞳が光り潤んでいる。

「お前って、マジ可愛すぎるんだけど…」

ロウの瞳も潤んでいる。
彼はそのまま、ごんべいの首筋に噛み付くように吸い付いた。

「ぁんっ…ロウ…っ」

彼氏に求められるのが嬉しくて、ごんべいは吐息を漏らす。

「でさー」
「ねー」

ごんべいとロウの背後から、他のカップルの声が上がり、彼は彼女の首から顔を上げた。

「…戻るか」
「…そうだね」

顔を赤く染めたまま、ごんべいはロウに抱かれながら砂浜へと戻っていく。


その後は、砂浜でお互い水を掛け合ったりして遊び、夏の海を楽しんだ。
ビーチバレーをやる事はもうなく、ロウが早々にボールを返していた。
そして帰り際、混み合う人で海の家はごった返していた。

「シャワー室も1個しか空いてないね」

待っていたのはごんべいとロウだけだったが、沢山あるシャワー室は埋まっており、1つしか使える場所がない。

「ごんべい先に浴びていいよ。終わったら俺入るからさ」
「いいの?」
「うん。気持ち悪いだろ?」

水に濡れたごんべいのビキニは、ぴったりと張り付き彼女の形の良い乳房を強調していた。

「じゃあ、先に入るね、ごめんねロウ」
「気にすんなよ」
「うん」

ごんべいは着替えとタオルの入ったバッグを持ち、空いてるシャワー室へと入っていく。

シャワーの蛇口を捻ると、心地良い温かさのお湯が溢れ、ごんべいの水に濡れた身体を癒していく。

「気持ち良いー…」

海水は塩も含んでおり、砂と塩でベタベタしていたものが流されていく感覚は、なんとも言えない心地良さであった。
ひとしきりシャワーを浴びてから、ごんべいはビキニのブラのホックを外そうと後ろへ手を伸ばす。

「あれ…取れない」

ホックを外そうとしても、なかなか引っかからない。

「どうしよう…ロウに頼もうかな。…でも言うの恥ずかしい…」

周りにはまだ浴びている人達がいる。
そんな中で、ロウを大声で呼ぶ事など出来ない。
自分で取るしかないとまたチャレンジするが、やはりホックが外れない。
上に持ち上げてとるタイプなのだが、引っかかっているのか取る事が出来ない。

「もう、なんで取れないのよ!」

強引に取ってしまおうかと思った時、背後から何者かに抱き締められていた。


「きゃっ」
「どした、ごんべい?」

ロウがいつの間にかドアを開け、中に入ってきていた。

「ロウ?!あれ鍵は…」
「かかってなかったよ。全く…今ここにいるのが俺じゃなかったらどうするんだよ。ただでさえ、皆ごんべいのおっぱいに釘付けなのにさ…」

ロウはそう囁くと、ごんべいのビキニのブラをぎゅっと掴む。

「や…っ」
「このおっぱいは俺だけのもの。ごんべいは、俺だけのものだから。他の奴になんか渡さない」

ロウのビキニのブラを掴んだ手が、大きく動き出しぐにゅぐにゅと揉んでいく。

「ぁ…ん。や、やだロウ…っ」

ごんべいは身をよじり、ロウの手を胸から離れさせようと彼の手を掴むが、その手は硬く離れようとはしない。

「…ほんとは後から入ろうと思ったけど、もう我慢効かなくてさ。…ビキニのごんべいを、周りの奴らが見てばっかいるから。俺だけのごんべいなのに」

ロウは囁きながら、耳朶をチロリと舌先で突き、大きく乳房を揉み込んでいく。

「やぁ…あ…っ」

胸の愛撫に弱いごんべいは、直ぐに身体が熱くなり吐息を漏らしてしまう。

「…で、ごんべい何で脱いでなかったの?」

揉んでいた手が今度は指先を使い、ごんべいの敏感な突起を見つけようと、スーッとブラの真ん中辺りを撫でていく。

「ん、ぁ…。ホックが…取れなくて…」
「そっか。取ってあげよっか?」
「っ…は、恥ずかしいよ…っ」

顔を真っ赤にし、ごんべいは俯く。
シャワー室は明るく、ごんべいの身体が良くロウに見えている。
恥ずかしがり屋のごんべいは、ロウに抱かれる時はいつも暗い部屋でしていた。
こんな明るい所で見られるのは、恥ずかしくて仕方がない。

「…ごんべいの身体、見たいな」

ロウが耳朶を優しく噛みながら言うと、ビキニのブラを撫でている彼の指先が、ブラの下から存在を強調し始めた突起を見つけ、そこだけをスッと素早く指を動かす。

「あんっ!」

突起の刺激に、思わず声を漏らすごんべい。
ごんべいの声に、ロウは突起の所をクルクルと、指先で回していく。

「あ、あん…。や、やだぁ…」

突起から伝わる気持ち良さに、ごんべいは首を振りながら喘いでしまう。

「ごんべい…可愛い…」

恥ずかしがっても喘いでしまう彼女が可愛くて、ロウの理性はもう既にない。
ロウは一端ごんべいの胸から手を離すと、ビキニのホックに触れ、上へと引っ張り外した。
その瞬間、ごんべいの身体がビクッと跳ねる。

「やっ…ロウ駄目…っ」

外されたビキニのカップを押さえ様と、両手を胸で押さえるごんべい。

「見せて、ごんべい」

ロウはごんべいの両手の上から、自分の手を重ねる。
ごんべいはフルフルと、横に首を振る。

「恥ずかしいの…っ。こんな明るい所で…。しかも、周りにまだ人がいるんだよ…っ?」

現に、シャワーの音は彼方此方から上がっている。

「大丈夫。ちょっと声出したってシャワーの音で聞こえないから…」

ロウの手が、ごんべいの手を掴み胸から離れさせていく。
男の力に敵うはずなく、ごんべいの両手はあっという間に胸から離れ、カップの中から大きな乳房が姿を現していた。

「見ないで…っ」

耳まで真っ赤になったごんべいは、消え入りそうな声で呟く。
そんなごんべいがやはり可愛くて、ビキニのブラの肩紐を彼女の腕からするりと下ろし、棚の上に置く。
見事な、大きくて形の良い乳房、硬くピンっと尖るピンクの乳首がロウの目の前に広がる。

「可愛い…マジ可愛いよごんべい…」

ロウの頬も赤く染まり、彼はごんべいの肩を掴みクルリと自分の方へ向かせてから、壁に彼女を押し付ける。

「ロウっ、ん、ぅ…」

理性のないロウは、目の前の可愛い彼女の唇を奪う。
海の中でしたキスよりも激しく、ごんべいの舌を見つけるとちゅうっと吸い、逃さぬ様絡ませていく。

「ん…ぁ…ふ…ロウ…っ」

キスの合間に吐息を漏らすごんべい。
ちゅっとごんべいとのキスを終えると、ロウは彼女をじっと見つめる。

「…俺、ごんべいが好きだから。お前しか、俺にはいないから」

そう言うと、ロウはスッと顔を下げたかと思ったら、ごんべいの右の乳房の根元を持つと、突き出た突起を口に含んでいた。

「や…ぁっ!」

ごんべいが声を上げた時には、ロウは既に乳首をちゅうちゅう吸い、片手で左の乳房を円を描く様に揉んでいた。

「あぁんっ!や、やだぁ…ロウっ」

ロウの温かい口内に乳首が入り、強烈な刺激をごんべいは感じてしまう。
周りの人に聞こえない様、口を手で押さえるごんべいだが、ロウの愛撫は激しくなっていく。
ちゅうちゅう吸われた乳首は、ちゅぱっと音を立てて引き抜かれると、ピンッと更に硬さを増し立ち上がっている。
それを、今度は舌先で乳首の根元に触れると、ゆっくりとコロコロと転がしていく。
硬い乳首は、ロウの舌に合わせて倒れ、乳輪に触れながら形を変えている。

「あっあぁ…あん」

ごんべいが手で口を押さえていても、喘ぎ声が漏れてしまう。
左の乳房を揉みこんでから、人差し指だけを使い、乳首の横に当てるとゆっくりと左右に倒していく。

「はぁんっ!や、だ、だめぇ…あぁん」

硬い乳首は、コロコロとロウの人差し指に合わせ左右に転がり、ごんべいに快感を送り出していく。

「ん…ごんべいの乳首硬い…」

舌で転がすのを止めると、右の乳首は元の位置に戻りそそり立つ。
それをまた口の中に含ませると、その中で上下に弾く様に舌を動かしていく。

「あん、あんっ。だ、ってぇ…ロウが…触るから…っ」

ごんべいは必死に声を出すまいとするが、やはり無理な話だった。

「そう、俺が触ってるから気持ち良いでしょ…?ふ、ちゅっ」

そう囁いてから、ロウは転がしている乳首をまたちゅうちゅう吸っていく。

「はあん!そ、う…ロウが…シてる、から…あっあん」

ごんべいは手で口を押さえるのを止め、乳首を吸うロウの頭を抱え込む。
周りの人に聞かれない事を願いながら、ごんべいはロウの愛撫に身を委ねる。
右の乳首をちゅぱっと引き抜くと、今度は指で愛撫した左の乳首に移動し、舌先でツンツンと乳頭を突く。

「あん!」
「ごんべい…こっちの乳首も食べていい?」

ごんべいがダメと言っても、ロウは食べるつもりだ。
だが、恥ずかしがるごんべいを見たくて、わざと質問をする。

「っ…。た、食べても…」

顔を真っ赤にし、潤んだ瞳でロウを見るごんべい。

「食べても?」

それを、下からじっと見つめるロウ。

「…食べて…お願い…っ」

ごんべいの理性も、もう無かった。
ロウに触れて貰いたい、ごんべいの思いはそれだけだった。

「…よく言えました」

にっこりと笑うと、ロウは待ちわびた左の乳首を口内に含み、唇で挟みながら強く吸う。

「はぁあんっ!」

強い刺激に襲われ、ごんべいは顔を上げ喘いでしまう。
その反動で乳首が突き出され、右の乳首も根元を摘みながら上に引っ張る。

「あんっ、あぁん」
「ん、ふ…美味しいよ…硬くて…」

柔らかい時より、硬い方が自分の唇へ張り付き、吸いやすくなっている。
ちゅうっと引き抜いた左の乳首は、今度は舌先で上下に弾く。
右の引っ張った乳首も、今度は乳頭を指先で押さえ乳首だけをコロコロと転がしていく。

「はぁあん、ああん。イいよぉ…あん」

シャワーの流れる音にかき消され、かろうじてごんべいの甘い声は周りには聞こえていなかった。
が、白く湯気が上がり、行為をしているという事を物語っていた。

ロウは、空いている右手をスッと下に下ろしていくと、ビキニのショーツの中に太ももの間から指を忍ばせていく。
そこはくちゅりと音を立て、ロウの指を受け入れた。

「…シャワーとか海水じゃないよな?…凄い濡れてる」

指を中に入れていき、蜜溢れる入り口を上下に動かしなぞり始める。

「はっ、ぁあんっ!言わ…ないでぇ…っ」

紛れもなく、快感から溢れ出す蜜であった。
ロウの指が、蜜をすくいながらそこを刺激していく。
乳首の愛撫も止む事なく、ごんべいに快感を送り続けている。
そして、ロウの指が入り口ではなく、1番敏感な突起を捕らえ、小刻みに指を動かし始める。
その途端、ごんべいの身体が大きく跳ねていた。

「ああぁんっ!やぁ、あぁん」

ロウの頭を抱え、思わず仰け反り喘ぐごんべい。
ロウは、左手を乳首から離し下に下げ、ビキニのショーツを掴むと器用に下へと下ろしていく。
膝まで下ろすと、ロウは唇も乳首から離していた。
そして、脚の間へと顔を移動させると、勢いよくそこに吸い付いていた。

「やぁあんっ!ロウやぁ…ああん!」

ロウの舌が吸い付き、蜜をちゅうっと音を立て吸い上げていく。
強烈な快感に、ごんべいも声を大きく上げてしまう。

「くちゅ…ふ…ごんべい…凄い溢れてくる…」

ごんべいの溢れ出る蜜を、ロウが丁寧に舐め上げ吸っていく。

「ああん、はあん。だ、ってぇ…気持ち、良い…っ」

素直にごんべいは答える。

「じゃあ…これは…?」

ロウがそう言うと、先程指で触れた突起に舌が当てられ、ペロリと下から上へと舐められる。
その瞬間、ごんべいの脚がビクンと震える。

「あぁあんっ!」

ごんべいの大きくなった喘ぎ声と一緒に、ロウのクリトリスを舐める早さも早くなる。
ゆっくり舐めていたのを、小刻みにし突くように素早く動かしていく。

「はぁあん、ああん。イい…気持ち、良い…あぁあん」

脚の間にあるロウの頭を押さえ、ごんべいは自然に脚を開いてしまう。
クリトリスから伝わる快感は、ごんべいを絶頂へと近づけさせていく。
ロウは、突いたクリトリスを、今度は唇で掴み、そのままちゅうちゅうと乳首を吸った時と同じ様に吸い上げる。

「はあぁあん、ああんっ!」

強烈な快楽となった刺激が、クリトリスからごんべいの全身に伝わっていく。
ロウは、そのままクリトリスを音を立てて激しく吸っていく。
ごんべいの身体に、電流がビリビリと走り絶頂を迎える。

「あぁん!あっあっああん。だめぇ、イく、イっちゃう!はぁああんっ!」

大きく声を上げ仰け反ると、ごんべいは全身を震わせた。
ロウはクリトリスをちゅっと吸ってから、顔を上げ立ち上がる。
そこには、頬を上気させた可愛い彼女の姿。

「イっちゃったごんべい?」
「はあ…っ、ん…気持ち、良くて…」
「良かった」

ロウはごんべいの頭をヨシヨシと撫でると、ごんべいの右足を掴んで上げる。

「あ…」
「俺も限界…」

イったそこに、ロウの硬く熱を持ったものがクルクルと入り口を撫でていく。

「や…あぁん!」
「は…っ熱い、な…っ」

ロウのものが水音を上げ、ごんべいの中へと入っていく。
熱いごんべいの中を、同じく熱を持ったロウのものが突き進んでいく。

「はぁあ…」
「…全部…入った、な…」

シャワーに打たれながら、ロウは笑顔で言うと、ごんべいの脚を持ったままぐいっと腰を動かし始める。

「ああんっ!はぁあん」
「く…っ」

ごんべいは、ロウの首に腕を回す。
ロウは片手でごんべいの右脚を支え、片手は彼女のお尻に手を置き、自身が奥へと当たりやすいようにしていた。

「ああん、あん、気持ち良い…はぁん」

ロウのものが奥に当たる度、なんとも言えず気持ち良くなってしまう。

「俺も…すげえ良いよごんべい…、気持ち良い…っ」

ごんべいのお尻を持ち上げ、ぐいっと自身を突く。
波打つように、お互いの身体を快感が駆け巡る。

「ああん、あんっ、ああん。イいよぉ…!」

ロウものを逃すまいと、ごんべいのそこは彼のを締め付け離さない。
そこへ腰の動きで、ロウのものがごんべいの中を擦れながら上下に動くので、とても気持ちが良い。

「く…あ…っ。ごんべい…そんなに締め付け…んな…っ」
「はぁあん。だ、ってえ…っ」
「もう、出ちま…う…っ。く…っ」

腰の動きを早め、リズミカルにぐいっぐいっと腰を突くロウ。
ごんべいの片脚がガクガクと震え、2度目の絶頂を早くも迎えようとしていた。

「あぁん、はあぁん!イっちゃ…またイっちゃう!あぁあんっ!」
「くあ…っ、俺も…く…っ!」

ドクドクッと、ロウのものが波打つと、ごんべいの中に熱い白い欲望が注がれていく。
ザーッと流れるシャワーの音、ごんべいとロウはお互い息をはあはあと、白く上げていた。

「はあ…ごんべい…マジ、可愛かった…」

自身を引き抜き、シャワーでごんべいの身体を流しながら、ロウは優しく言った。

「ん…私、も…良かった、よ。ロウに…触れられて…」

頬を染めたまま、ごんべいも笑顔で頷く。
そんな彼女に、ロウは優しく唇にキスをする。

「…来て良かった?」
「うん。また…来たい」
「じゃあまた来よ、あ、でももうビキニ着なくていいから」

ロウはそう言い、脱がされたビキニのショーツを拾いバッグの中へとしまう。

「え…いいの?」
「うん。…ごんべいのこのおっぱいは、俺だけのものだから。他の奴に見せたくないから」
「…嬉しい、ロウ…」

ロウが、自分を想ってくれていると分かり、ごんべいは素直に嬉しかった。

そして、着替えを済ませ外へ出ると、夜の海が2人を待っていた。
昼間と違い、吹く潮風が頬に当たり心地良い。

「今度来るときは花火持ってくるか」
「うん、また絶対来ようね」

手をしっかり握り、1組のカップルは暫く夜の静かな海を見つめると、車へと引き上げて行った。
夏の海は、恋人達の触れ合う行為の様に暑く、そして静かに見守っているのであったー。


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