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二次オリ(NARUTOの話)


※色々注意な話! アカン! 無理! と思ったらその時点で読むのは止めてください! 色々とぶっ飛んでいる呟きなので!※









二次オリが好きというか、気付けば二次オリになってしまうのが自分なわけなんだけど、それなりに悩むわけですよ。というか自分でツッコミ入れちゃうんですよね。
「一次創作でやれよ」と。
でもそのキャラがいる世界で妄想したいし、お話書きたいんですよね。
これもある意味では『夢願望』なのでは? とよく思うんですが、何となく『夢界隈=名前変換有』っていう方程式が成り立っている気がして、我ながらどの属性に位置しているのか分からなくなります。

いや、突然なんでこんな話しているのかと言うと、かなり前に日記に投げた『我サクちゃん夫婦のオリキャラ子供たち』のネタがね、よく頭の中でグルグルしちゃうんですよ。
しかもどうせならNARUTO映画であったメンマくんたちみたいに『性格が違うキャラの世界で生まれた子供たち』でも面白そうだな、なんて思っちゃって。

で、勝手に『原作世界と性格が異なる我愛羅くんとサクラちゃんってどんな感じなんだろう?』と考えた時に、原作初期で設定されていた『幻覚系の忍術が得意なサクラちゃん』と『口数多めのおっとりした我愛羅くん(家族とは仲良し)』とかどうだろう、と思って。
その場合サクラちゃんは『惑わす』系の忍術が得意だから『しゃーんなろー!』な物理女子じゃなく、ニコニコとした顔で嫌味言うような『強かな女狐系女子』の方がいいのかな、とか考えちゃって。
となると髪の毛長い方が婀娜っぽさが出ていいのかな、とか、敢えておっとりとした口調作って話しててもいいな、とか思ったんですけど、もうそこまでくると『サクラちゃんではなくね?』と思ってしまう自分もいて……。

我愛羅くんに至っては「何で我愛羅って風影やってんの?」って聞かれた時に「本当になんでだろうね? 俺が一番分かんないや」って素で言い返しちゃうキャラだと面白いな、と思ったんだけど、そうなるとおっとりぼんやり末っ子全開の弟系我愛羅くんになってしまうからそれもどうなの? と葛藤してしまい……。

あとメンマくんは黒髪だったけど他のキャラはカラーリング変わってなかったから、いっそのことナルトは見た目はそのままでも性格がクッソ真面目な堅物系になってたら面白いかも。と考えてしまってですね……。

例えば堅物系ナルト(クソつよ&だってばよ口調はプライベート空間以外では封印)とおっとりほんわか我愛羅くんが会話するとしたら

ナル「お前、いい加減そのぼんやりとした性格治さないと寝首かかれるぞ?」
我「だよね〜。俺もそう思うんだけど、生まれ持った性格だからな〜。どうしようもないというか、ナルくんみたいにきっちりかっちり出来ないんだよね〜」(微苦笑)
ナル「はあ……。部下が哀れだな」

とかやってたら「あべこべ感というか、キャラが真逆になったみたいで面白いじゃん?」と思ったんだけど「やっぱコレ違うよな……もはや二次創作の枠超えてるよな……」と頭抱えたくなるし、サクラちゃんも原作世界のサクラちゃんと違いサスケのこと好きじゃなかったら
「へえ〜? あんなのと結婚したんだ。こっちの私って男の趣味が独特なのね〜」
って笑顔で毒吐きそうだし、それを聞いた原作軸サクラちゃんも「いや、我愛羅くんと結婚する方が考えられないから」とズバッと言い返してそう。

ちなみにこの性格改変サクラちゃんは別に我愛羅くんのことそんなに好きじゃないというか、原作サクラちゃんみたいに「恋!」「愛!」な感じはないといい。
元々火と風が同盟組む前に我愛羅くんを監視&暗殺の対象として観察してたけど、同盟組むことになったから暗殺計画兼任務がなくなって「他の仕事しよ〜」ってなってたら「君と仲良くなりたいな」とおっとり我愛羅くんに言われて「はあ?」ってなるところからスタートして、上からも「政略結婚相手なら申し分ない」と言われたから「じゃあ“そういう対象”として認知しておくか」みたいなスーパードライなところから始まってたらいい。
結婚する時も、我愛羅くんは「サクラちゃん綺麗だし、しっかりしてるし頼りになるから傍にいて欲しいな」って感じでプロポーズするけど、サクラちゃん自体は特に恋愛感情抱いてなくて、ただ「他の男と結婚するよりは条件がいいし、何かあった時の保険として使える部分が多々あるから悪くないわね」っていう打算込みで「いいわよ」って頷く感じ。

それでも冷めきってるというわけではなくて、サクラちゃんはドライな性格なりに我愛羅くんのことちゃんと「夫」として認知してる。
じゃなきゃ子供なんて設けない。
実際子供たちのことは大事にしてたらいい。猫可愛がりしてるわけじゃないけど、「うちの子に何かあったら容赦しないからね」みたいなつよつよママさんムーブかましてたら良き。
で、子供たちも「お母さまは怒らせたらダメ」と心に決めてたらいい。

おっとり我愛羅くんは尻に敷かれているようで別にそんな敷かれているわけじゃない。
元々サクラちゃん自身「仕切りたいタイプ」ではないし、我愛羅くん自身も「おっとりはしているけど自分のことは自分で決めるし出来るタイプ」だから言われる前に動けるところはある。
ただ過保護な姉兄がいるから時折「末っ子属性」が出て一人っ子サクラちゃんから呆れたような目で見られてたら可愛い。

サ「あなたって時々末っ子感出るわよね〜」
我「え。そう? 気付かなかったな……」
サ「別に悪いことではないけど、体面を保ちたいなら気をつけることね。ま、今更だけど」
我「あはは、確かに〜」(里中に知れ渡っているおっとり具合)
サ「……本当に何であなたが風影に選ばれたのか不思議でしょうがないわ」
我「それは俺が一番思ってる。なんでだろうね?」
サ「知らないわよ、そんなこと」(呆れ)

とかやってたら可愛い。友達みたいな空気感がある、どこかデコボコな夫婦。

あとこのおっとり我愛羅くん、地味に方向音痴なところがあったら可愛いな、とも思ってる。

我「うちの子が迷子だって聞いたから探しに行ったんだけど……」
サ「どうせあなたの方が迷ったんでしょ?」
我「そうなんだけど、結果的に適当に進んだ先で子供たちに会えたからよかったのかな、って」
サ「あなたの迷子ミラクル本当どうなってるのよ……。ある意味才能ね」
我「困った才能だよねぇ」
サ「本当にね」

とか呑気な会話してて欲しい。
おっとり我愛羅くんはピンチの時も焦らないし、マジで死ぬかもしれない、って状況に陥っても「あー、今度こそ死ぬかも〜。……そういえば今日洗濯物干してたっけ……。それに冷蔵庫の中に入れてたデザートカチカチになってるかもなぁ。やだなぁ」とか変なこと考えたらいい。
でも最終的に勝利するし、傷だらけになってても家族を見るとニヘラ、と笑顔を浮かべて子供たちから「また無茶ばっかりして!」「さっさと手当てする!」と怒られて「あ〜」となってたら可愛い。

なおその間サクラちゃんは特に心配はしない。ただ呆れた顔で見た後黙って治療道具用意して、呑気に「ああだった」「こうだった」と報告する我愛羅くんの傷の手当てをしてたら良き。

いうて我愛羅くんは腐っても忍者だから心配されなくても気にしない。
「自分がいつ死んでもおかしくない職業・立場」であることは知っているし、相手もそうだと理解しているから。だからどんなに傷だらけになったとしても生きて帰れたらそれでいいと思ってる。
ある意味メンタル鬼つよ。頭から血を流しても骨が折れてても、それでも家族を見ると笑顔で「ただいま」と言えるおっとり我愛羅くんはとても強い子だと思う。

反面サクラちゃんはどこにいても地に足がついていないというか、どこか浮世離れしているというか、浮いている存在だといい。
生まれ育った木の葉でも周囲に馴染めているようで心の底では馴染めていない、みたいな。
すれているわけではないけど達観しているような感じ?
「人生ってこんなもんよね」みたいな気持ちが常にある。
だから我愛羅くんにプロポーズされた時も「あんた正気?」って感じで「はあ?」とはなるけど、嫌悪したり木の葉に未練を抱いたりはしない。
計算したうえで「あなたと結婚した方がメリットが多そうだから結婚するわ」っていう感じで決める。自分の人生というか、幸せとかについては全然考えていない。基本的に『利』だけを見て動いてる。
ただ死生観については「どうせいつか死ぬんだから、問題はどう死ぬかだけよ」って感じで考えているから基本的に動じることがない。
元々暗部出身だったら更にいいな。

そんなサクラちゃんだから原作軸とは違ってサスケのことは意識してないし、ナルトもサクラちゃんのこと意識してない。というかむしろあべこべにするならこの三人仲悪くしてた方が面白いと思う。
サスケはブラコンでもいいしブラコンじゃなくてもいい。けど、チャラサスみたいにアホの子だったら面白そう。

ナ「サクラについて? さあ。アイツのことを知っている人間など一部だけだろう。俺は知らん。強いて言うなら隠す気のない毒婦、あるいは女狐じゃないか?」
サス「サクラ? あー……棘があることを隠す気がない花、って感じかな」
我「すごいなぁ。誉め言葉が一つもない」
サ「二人だって似たり寄ったりでしょ。独裁者(ナ)とちゃらんぽらん(サ)」
ナ「誰が独裁者だ」
サス「ちゃらんぽらんって俺のことか?!」(地味にショック)

みたいな感じ。

だから本当『二次オリ』を通り過ぎた『他の何か』にしか思えない。
「こういう世界も面白そうだろうなぁ」という気持ちから産まれた設定だからある意味では『創作』なんだけど、もうここまで来たら「ナルトたちにしなくてよくね?」ってなっちゃう気持ちもある。
でも「堅物ナルトが見たいんじゃ!」「おっとり我愛羅くんやドライサクラちゃんが見たいんじゃ!」って気持ちがあるせいでうまくいかない。

うーん。困った。

でもこんなデコボコ夫婦の元にオリジナル子供たちが生まれてたらそれはそれで面白いし、そんな二人が原作軸世界に飛ばされて、そこで原作軸の子供たちに出会って「え?!お母さまってお父さまと結婚してないの?!」「サスケおじさんと結婚してるって本当?」ってなったら面白いよなぁ。と。
当然逆も然り。
サラダちゃんが「何で風影様とうちのお母さんが結婚してるの????」って愕然としてたら愉快じゃんね。

つまりお互いが「自分の世界では生まれるはずのなかった存在」なのが面白い。

そういう「ありえない世界」同士が交差して生まれる物語って楽しいよねぇ。なんて考えてた。実は結構昔から。

ただ着地地点が見つからないのと、設定盛れば盛るほど他の漫画や要素が加味されるから益々元ネタから離れちゃうな、と思って形に出来ずにいる。

でも子供たち考えるの楽しい。
勿論原作軸での我サクちゃん夫婦の子供として考えても美味しい。

困ったもんだ。


2024/01/28 00:15
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