「猫飼いたい!」
「好きにしろよ」
というわけで、この度私は猫を飼います!
「じゃ、一緒にペットショップ行こっ!」
「一人で行け」
あっさり振られました。
しかし、私はこんなことくらいで諦めたりはしない!
「いーいーかーら!」
「はぁ。分かったから、離せ。」
無理矢理連れて行くことに成功しました。
「これ可愛い!あ、これもいいかも!」
「…おい、ペットショップじゃないのか」
不機嫌MAXなサスケくん。
それもそのはず、ちょっと寄り道してデパートの荷物持ちしてもらっちゃってるから。
「すぐ済むから!待ってて!」
「ったく…なんで俺がこんなこと...」
買い物が終わり、ペットショップの前にレストランに入る。
「次はお待ちかねの猫ちゃんだ!」
「……」
しかしながら、サスケの機嫌は直らないまま。
注文したグラタンを食べ終え、アイスの乗ったメロンソーダを飲みながらサスケを見る。
「やっぱりロシアンブルーかな?それとも…」
「なあ」
向かい側に座っていたサスケが珍しく話を遮った。
「やっぱ猫やめろよ」
「え!?なんー…」
なんで?と聞こうとしたらテーブル越しに腕を引っ張られて口づけられる。
「俺がいれば十分だろ」
END
「猫に嫉妬してたの?」
「っ…悪かったな」
なんで俺がこんなこと