SS


▼12/18 14:55

眠さに負けて宗次郎は俺の肩に寄りかかった。
寝息が聞こえる。
寝るの早ェな。
「おい宗次郎、こんなとこで寝んじゃねェよ」
「寝てませんって・・・」
「起きてんのか?」
「・・・いや寝てます」
「どっちだよ!」
「・・・どっちでしょうね、それより志々雄さん、あのキノコは食べれますか?」
「は?」
「あー、はい了解です。さすがキノコ博士ですね。じゃあさっそく採ってきます。いってきまーす」
「おい!キノコ博士ってなんだ」
「・・・」
宗次郎はそれ以降口を開かなかった。
まさか全部寝言だったのか。
それはそれですげェ。

▼12/16 19:30

「あ、今夜 借りぐらしのアリエッティやるんだ」
「え!その日ぐらしのアリエッティ!?」
「どういう耳してんだ!」

▼12/13 18:59

「俺は白だな」
「えー、僕はピンクだと思います」
「ピンクなんて邪道だろ」
「白なんて普通すぎますよ」
「いや宗次郎はなにもわかっちゃいねェ」
「志々雄さんの方がわかってませんよ」
「あ、おーい!二人でなんの話してるの?」
「「お前(あなた)の下着の話」」




「なんで僕たち殴られたんですかね?」
「さあな・・・実は黒だったんじゃねェか?」
「そうかもしれませんね」

▼12/07 20:02

「宗次郎・・・久し振り」
変わらない笑顔。
変わらない声。
変わらない優しさ。
変わらない、すべて。
あの時からあなたは何も変わっていない。
「お久し振りです」
変わったのは、僕らの距離。
どこか少し余所余所しくて。
どこか少し遠慮がちで。
「元気だった?」
「ええ、あなたは?」
「元気だよ」
「・・・」
「・・・」
沈黙が痛い。
前は沈黙さえも愛しかったのに。
彼女といる一分一秒がとても大切だった。
今ならやり直せるのかな、僕ら。
「あのさ――――」
「ごめ、電話きちゃった・・・ちょっと待ってて」
「ああ、うん・・・」
――もしもし?
――今?友達といるけど
――えー・・・わかったすぐ行く
「ごめん、何?」
「いや、なんでもないです・・・」
「・・・そう?」
「うん、」
やり直せる?
そんなわけない。
彼女にはもう愛する人がいるんだ。
僕じゃない誰かが。
「行ってください」
「・・・」
「相手、待ってますよ」
「・・・ごめんね」
謝罪の言葉が謝ってるように聞こえなくて。
彼女の頬は微かに染まっていて。
そう、変わらない。
嘘を隠せないところ。
感情が顔にでてしまうところ

あなたはあの頃と変わらない。
そして僕も変わらない。
僕はまだ、あなたなしではいられないんです。

▼11/30 21:30

11/11/30 10:57
FROM:宗次郎
SUB:
――――――――――――

おはようございますあのちよつとききたいのですがえきまえにできたけえきやさんにぼくのようなおとこがひとりでいつたらおかしいですかもしよかつたらいつしよにいきませんか

     -END-




読みづらいことこの上ない・・・!!


(宗次郎は機械音痴であってほしい、可愛い)

▼11/28 20:30

この前、駅のホームで聞いてしまったんだ。
電話で誰かに話しかける彼の声。
彼が遠くに行ってしまうこと。
もう二度とこの電車には乗らないということ。
毎日彼に会う(見つめるだけ)のを楽しみに
それだけを目的に電車に乗っていたのに。

今日が最後の日。
そんな日に限って寝坊してしまった。
なんて馬鹿なんだろう。
最後に一目だけでも、あわよくば話せたりするかも。
なんて浮かれてた自分が本当にに情けない。
痛む横っ腹と思うように動かない足を必死でコントロールしながら階段を駆け上る。
「はあッ・・・嘘、だぁ・・・」
遠ざかる電車。
立ち止まると一気に襲ってくる疲れ。
その場にしゃがみ込む。
視界がぼんやりと歪む。
名前も、誕生日も、血液型も、趣味も、なんにも知らない。
そして彼は私のことなんて知らないんだ。
なんにも始まってなんかいなかった。
「うわ、行っちゃった」
ふと、私の後ろから聞こえた心に響く声。
聞き間違うはずがない。
この声は。
「わっ、大丈夫ですか?」
振り返った私の泣き顔をみて驚いた彼は心配そうに駆け寄ってきた。
ハンカチを取りだそうとしたのか、ポケットから手を引き出した瞬間落ちた何か。
彼の定期だった。
私の目が捉えた彼の名前。
「瀬田・・・宗次郎・・・」
「ん?」
「瀬田・・・さん・・・」
「ええ、瀬田です」

あなたの名前は?

そう聞き返す彼の笑顔が眩しすぎて。
なにかが、これから始まる気がした。




(舞台は田舎の駅ということで)

▼11/26 22:00

11/11/26 18:54
FROM:志々雄さん
SUB:団子( ^-^)_旦〜
―――――――――――

よぉ、宗次郎p(^-^)q
明日団子でも
食べに行かねえか?(´∀`)
お前食いたがってたろ?(^ω^)
たまには奢ってやるよ(^_-)-☆

     -END-




「うわっ!人の携帯勝手に見ないでくださいよ!」
「これ志々雄さんが送ってきたの?」
「はい」
「顔文字の乱用ハンパないね・・・」
「・・・僕もそう思ってました」


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