世界なんてしらない、明日なんてしらない、ちっぽけな毎日に幸せを見付けていたあの頃。それから時がたって、高校三年生になったわたしはすらすらと世界について語り、時間をきっちり整頓して、未来を予想して溜め息なんかをつく。下らないことをしているのはどっちなんだろう。頭が痛い。少し眠ります、次に来るときはもっと明るいこと書けるといいなあ。
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わたしの目に映るのはわたしの世界、わたしの手足を動かすのはわたしの脳。しようと思えばどこにでも行けるよ、何でもできるよ。ねえ、しょうがないことなんてこの世にはそうたくさんは無いんじゃないのかな。
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ねえ、なんだか切ない気持ちだよ、少し語らせてください。もうここがただの言葉の置き場でしかなくて、誰も、わたしでさえもが、忘れていようとも
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18という数字は好きだ。何かを予感させるようだと思う。本当のところは16が一番好きなのだけど、そんなものは気付いたら過ぎ去っていたし、つまりはその程度の意味でしかなかった。だから、きっと18もそうやってわたしは何食わぬ顔をして通り過ぎて行くのだ。
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A.M.4:30 早朝。群青色の、雨上がりの匂いのす る、そんな涼しい朝。果たしてこれは本当に夏の 日なのか、一睡もしていない重たい瞼をこすって 考える。眠たい。頭の中を占めるのは昨日解いた 化学の問題と、受験生の夏が始まった絶望(或いは 喜び)と、それからあの人のこと。18歳の夏だ。
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az


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