ハリポタ 僕らの時代 | ナノ
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正装に着替えるのは、まるで何処かのお偉いさんの式典にでも呼ばれているような気分になってしまうから好きではない。
けれど今日は違う。
着替えている部屋は寮の一室で、出ても学生がいるだけ。
鏡で変なところが無いかを一通り確かめて、髪を正す。
「よし」
さあ、初めて学校で向かえる、クリスマスパーティだ。
初めてだから楽しみではあるけれど、その後に控えた事の方が僕は楽しみでならない。
そう、今日はリドルの誕生日。
でも僕に言った12月24日が誕生日っていうのは嘘だろう。それくらいは分かっている。
分かっているくせにケーキまで作るのだから手に負えないよ、まったく。
ダンスパーティは雰囲気だけ楽しんで、寮に戻らせてもらおう。
「おっ邪魔っしまーす」
部屋をノックしてリドルの部屋に入ると、そこには見慣れない格好のリドル。
いつも制服姿か私服姿だから違和感がある。
でもやっぱり元が良いだけあって、似合っているね。
「リドル、ホストみたいだね」
簡単に口から零れるのは、褒めているのか分からない言葉。
案の定、リドルは片眉を上げて嫌そうな顔。
器用だよね。
どうやったら片眉だけ上げられるのか、教えていただきたいものだよ。
訊いたら余計機嫌を損ねてしまうから、訊かないけどね。
「それは褒めてるの?けなしてるの?」
「褒めてるよ。喩えるなら華。女という名の蝶が誘われる甘い蜜を持った華だね」
あ、呆れられたかな?
怪訝な顔で見た後、溜め息まで吐く始末。
仕方ないなと言わんばかりのリドルに胸の辺りが擽ったくなって、思わず笑いがこみ上げてしまう。
そうやって呆れながらも見捨てずに付き合ってくれる君に、僕の感情は素直になってしまうんだ。
「何さ」
「憂いを帯びているよね。だから女の子が寄ってくるのか」
「大きな寝言だね」
リドルとしては嫌味のつもりで言ったのだろう言葉。
でもそんなの本気で言ってないと気付いている時点で、僕は自惚れているのかもしれない。
初めてのクリスマスパーティに浮かれているのかな。だとすれば、まだまだ僕も子供だね、感情が先走るなんて。
これは少し気を引き締めないと、こんな調子では何かあった時に対処が出来ない。
……何も無ければ、良いんだけど。
「ほら、行こうよ」
「分かってるよ」
未だに渋るリドルを無理に大広間へ連れて行く。
大広間には、人、人、人。
軽く見渡せば、純血は社交界に呼ばれているらしく、やはり残り組みは少ない。
これは好都合だ。
せっかくホグワーツにいるのに、社交辞令なんて冗談じゃない。
純血という肩書きにばかり目を向けている馬鹿と付き合うのは嫌いなんだ。
今日はゆっくり過ごせたら良い。
「学校側も頑張るね」
合奏も、飾りつけも、学生相手にしては少々、否、かなり頑張っている。
「年に一回の催しだからって力を注ぎすぎなんだよ。こんな事に力を注ぐなら、実験に使う薬草の種類を増やして欲しいね」
「本が充実しているから許してあげようよ」
リドルはこっちを見て、それからそうだね、と憮然としたまま言った。
「あっち行こうか」
「そうだね」
踊るつもりが無い僕達が広間の中央付近に居ては邪魔になる。
壁側に移動しようと提案して、歩み出すと後ろから名前を呼ばれた。
それは聞いた覚えがある声で、一気に気が滅入ってくる。
「サハラさん。踊っていただけます?」
何で帰省していないのか。
純血至上主義の少女。
笑顔を向けられて、嫌だという気持ちとは裏腹に勝手にスイッチが切り替わってしまって、勝手に顔はいつもの笑顔を作る。
「喜んで」
手を差し延べる。
身体が覚えた一連の動作。
この少女は相手の気持ちなど考えずに純血以外を見下した発言をしてくれるから、早くリドルから離れなくてはいけない。
もしリドルを蔑む発言をされたら、きっと僕が黙っていられない。
リドルを悪く言われるのは、自分が悪く言われるよりも僕の感情を掻き乱すのだ。
ダンスの輪に入る。
「サハラさんが残ると聞いて、私も残りましたの」
「ご冗談を。貴女ほどの美貌を持った方が僕一人の為に残るとは思えません」
「嫌だわ、サハラさんったら。私、サハラさんと踊るのを楽しみにしていましたのよ」
「それは光栄です」
顔が引きつりそうだ。
鼻で笑ってやりたい。
とんだ社交辞令だ。
僕の何を知っていて、僕と踊りたいって言うんだ?
サハラ家の人間と踊ったと言えば聞こえが良いから踊るだけだろう?
こんな奴に笑顔を向ける自分に、一番反吐が出る。
「でもね、サハラさん。私、貴方に少し教えておいてあげようと思いますの」
上からの物言い。
僕が、君みたいな奴に教わる事が、あると?
「付き合う人は選んだ方がよろしいわ。サハラさんの隣に立つのは私のような者でなくては」
耳障りな台詞。
もう、聞き飽きた。
純血以外を無条件で見下して肩書きに縋って生きている奴らと付き合うのがお似合いだって?
冗談じゃない。
馬鹿馬鹿しくて仕方ない。
何でこんな奴から『教えて』もらわなくてはならないのか。
そういう価値観で生きるのは勝手だけれど、それを僕に押し付けるな。
「あんな混血で孤児なんか」
黙れ。
リドルを話題に出すな。
抑えが利かなくなる。
制止する気持ちを無視して心は冷める。
まるで自分の身体ではないみたいだ。
「マグル界でも下等な存在なのでしょう?穢らわしい、サハラさんに悪影響ですわ」
「悪影響、とは」
「分かりませんの?」
不愉快な物を見る様は表情が向けられる。
駄目だ。
聞き流せ。
反論しても、こいつには通用しない。
なのに冷めた心は口を勝手に動かす。
「人間性の腐ったモノが言う事に貸す耳はないもので、理解する気にもなりません」
「なっ!私のどこが……」
「ダンスが始まりますよ。貴方から誘ったんだ、恥をかかないようにしっかり踊って下さいね」
腰に手を回し、ダンスを始める。
相手は動揺しているようで、慌ててダンスを開始するがリズムに追いつけず、ステップも失敗ばかり。
エスコートする気にはならない。
けれど途中で止めてなんかやらない。
このまま無様に踊り続けるといい。
視界に壁にもたれているリドルが入る。
一瞬しか見えなかったけれど、驚いた顔をしていた。
演奏が緩やかになって足を止めると、女は肩で息をして、額には汗が浮いている。
みっともないね。
実にみっともなくて、滑稽だ。
耳元に口を近づける。
「今の貴女はここに居る誰よりも無様ですよ」
顔を離すと、睨みつけられた。
手が動いたのが見えたが、避けずに頬に受ける。
すると左の頬に来た衝撃にしては、大きすぎる破裂音。
周りが静まり返って、視線が一斉にこちらに集まる。
「さいっていっ!!」
陳腐な捨て台詞を吐いて、女は仲間の方へ大股で歩いていく。
周りの視線は僕から外れると周囲を漂って、何事もなかったかのようにしているけれどぎこちない。
まあ、平手打ち一発で済んで良かったか。
あれだけプライドの高い女だから泣きはしないだろうとは思っていたけど、万一泣かれでもすれば僕が完全に悪役として認識されるところだった。
否、今も実際悪役と見なされているのだろうけれど。
「ナチ!」
「ナチ君」
親しくしていた人達が寄ってくる。
「ナチどうしたんだよ、急に引っ叩かれて」
「いやぁ、ちょっとね」
「エスコートしきれない程下手だったのか?あの女」
困った様に笑って見せれば、相手は勝手に都合の良い解釈をしてくれる。
周りは平手打ちをした女を、ダンスが下手と認識してしまったらしい。
こっちとしては、都合が良いけれどね。
「私、冷やす物を取って来るね」
「要らないよ、ありがとう」
「でもナチ君の顔が」
「良い男が台無しだな、ナチ」
「それは女性に言ってもらいたかったなぁ」
笑えば、周りも笑う。
こういう軽い関係が心地良い。
ここにいる人は純血も混血もマグルもいるけれど、皆そんな事は気にもとめずに笑っている。
それで良い。
「ま、純血至上主義者には気をつけろよ、お前良い所の坊ちゃんなんだから、狙われてるんだぜ」
「命を?」
「バーカ、妻の座をだよ」
「もしさっきの女と結婚したら毎日平手打ちだな」
「違いねぇ!」
純血主義者を嫌う人の前では、こういう話が盛り上がる。
ほんの少しのくだらなさと、身を案じてもらえた感謝の気持ちが交ざる。
次の演奏が始まったので、ダンスフロアの中央にいたら邪魔だからと解散してトムの方へと戻ると、何故か睨まれた。
何かしたかな?思い当たる節は、今のところ無いのだけれど。
顔をじっとねめつけられるので、赤くなっているだろう頬に触れて笑う。
「平手くらっちゃった」
近くのテーブルに置かれたグラスを取る。
リドルの隣に立って壁に凭れかかると、更に冷たい声で問われた。
「何で」
「さあ?自分のダンスが下手だって気付かされたからじゃない?」
リドルは何を考えているのだろう。
まさか僕が変な事をしたとでも思っているんじゃないだろうな。
いつもの生活態度が悪いから、勘違いされても仕方ない、かも知れない。
いや、でもなぁ……何をしたと思われているんだろう。
気になるけど、訊くに訊けない。
笑顔は崩さないようにして、ワインを飲む。
「ちょっとーナチ君、大丈夫?」
声を掛けれて、そちらを見れば姦し三人娘。
さっぱりした子ばかりの集団で、僕はけっこう気に入っている。
「図書室ぶり。大丈夫大丈夫、僕は打たれ強いから」
味方をしてくれるのはありがたいけれど、リドルの眉間に皺が寄っている。
リドルはこの子達が嫌いなのかな。
味方にするには良い子達だと思うんだけど。
「ねーナチ君、気を取り直して私と踊ろうよ」
「トム君、踊ろうよー」
リドルが断ってもきゃあきゃあと騒ぐ女の子達にリドルの纏う空気がいっそう険しくなる。
この子達は本気で言っているわけじゃないって、どうして気付かないかな。
今のままではリドルの機嫌が更に悪くなるのが目に見えているので、最初に僕に踊ろうと言ってきた子の手を取る。
「踊ってくるからリドル、これ持ってて」
グラスを渡して、女の子をダンスの輪に連れて行く。
「嬉しいな、ナチ君と踊れるなんて思ってもなかった!」
「僕もこんなに綺麗なお嬢さんと踊れるとは思っていなかったよ」
「うわっ!凄いね、ナチ君紳士!では紳士なナチ君にお願いしようかな」
「何を?」
「私ダンスってあんまり踊れないの、エスコートよろしく」
「喜んで」
演奏が始まる。
女の子は先に言っていた通り、ステップもぎこちない。
けれど補えないほどでもないし、何よりダンスは楽しむものだ。
形式に当てはまって、踊り終わった後に疲れるものは格式張った式典で十分。
演奏が終了すると、女の子は笑顔。
綺麗に笑うものではなく心から笑っているようだから、上手くリードできたのだと安堵する。
「楽しかったー!ありがとうねナチ君」
「こちらこそ、どうもありがとう。ダンス上手だったよ」
「本当?そう言われると苦手なダンスの練習も頑張れそう」
「これ以上上手くなられたら、僕は一緒に踊れなくなってしまうよ」
「やだ、ナチ君ったら!」
女の子は上機嫌。
そろそろ次のダンスが始まってしまうからと言って、リドルや女の子の友達がいる所に戻る。
他の二人も踊りたいと言ってきて、一人だけ踊っては三人が不平等になってしまうかもしれないからと結局三人と踊る事となった。
流石に連続で三人を相手にするのは疲れる。
三人が去った後、壁に寄りかかるとリドルがグラスを渡してきた。
「ありがとう」
「どういたしまして」
ワインを飲んで、一息吐く。
喉が渇いている時に葡萄酒とは、あんまり良くないな。
「だいぶさっきと違ったね」
冷たい言い方に、隣に立っているリドルを見る。
「何が?」
「踊り方が」
そっけなく言うけれど、意識して見なくては分からない程度のダンスだったはず。
あれだけ興味がなさそうにしていたのに、僕の事をしっかり見ていたのか。
本当に君は、面白い。
「見てたんだ」
「視界に入っただけだよ」
「リドルは素直じゃないねぇ」
冷やかすように言えば、すぐに眉間に皺を寄せちゃって。
リドルはからかわれるのが嫌いだから、すぐにムキになって反論しようと口を開く。
ここで口論しては周りの注目の的。
いつも静かな風を装っているリドルが声を荒げでもしてみろ、みんな一斉にこちらを見ること間違いなしだ。
「お腹空いたね。適当に盛ってくるよ」
ワイングラスをテーブルに置いて、リドルが何かを言う前にその場を離れる。
さて、何を食べようか。
リドルは年の割に食が細いから、出来るだけ高カロリーの物を摂らせたい。
皿に適当に見繕って、空いている席を探す。
何処か良い所無いかな……あ、あった。
そこに皿と、それから飲み物を置く。
僕は酒が飲みたくて、お酒をチョイス。
リドルは残念ながら飲める口ではないので、決して子ども扱いをしているわけではないけれど、ジュースと炭酸飲料を選ぶ。
リドルに近付けば、一人眉間に皺を寄せて不機嫌な雰囲気をまとっていた。
せっかくのパーティでそんな雰囲気を発散しないでよ。楽しまなくちゃ勿体無い。
「あっちで席空いてたからさ、行こう」
近付いて声をかけるけれど無反応。
本を読んでいる時もそうだけれど、一回考え出すとリドルって思考回路の深みにはまるタイプだ。
そういうところ、僕は結構気に入ってるのだけどね。
「リドルー?」
はっとした様子で僕を見て、それから何でもないと言う。
何でもないわけ無いのだろうけれど、これ以上詮索したら嫌がられそうだ、やめておこう。
席について、さて食べますかと笑いかけるけれど変わらず真剣な表情。
どうしたのと訊く前に、リドルは何を思ったのか僕用に置いていたお酒のグラスを持つ。
「それ……」
お酒だからリドルは飲まない方が良いよと言う前に、一気飲み。
え、ちょっと、どうしちゃったのさ。何自棄を起こしているの。
そう言う前にリドルは噎せて、眼尻に涙を浮かべている。
自分のだと思って飲んじゃったのかな。
「大丈夫?それ僕が飲むつもりだったからアルコール分高いんだよ。リドルお酒飲めたっけ?」
変わらず噎せるリドル。
すぐに水を取ってきて飲ませるけれど咳は治まらなくて、背中をさする。
暫く経つと落ち着いてきて、ただリドルは息苦しさからか少し顔を紅潮させている。
まるで僕が苛めた様な気分になるのは何故だろう。
いや、現実問題、リドルが自分の飲み物だと勘違いをする範囲にグラスを置いていた僕に罪はあるから苛めたという事になるのかもしれない。
「何でお酒があるんだよ」
最初に悪態をつくあたり、流石だよリドル。
それでこそ君だ。
「お祭りだからでしょ」
「生徒は未成年だろ」
「そんなのお祭りでは関係ないんでしょ」
だいたい、ワインだって置いてあったじゃないか。
リドルにとってワインはジュースで、今のはお酒の分類なのだろうか。
でもリドル、ワインも飲まないあたり、相当お酒に弱いのだろうね。
「空腹の時の酒は回りが早いって言うから何か食べて。何でも良いから」
別に僕としてはリドルが酔ったところで困る事はないけれど、リドルはプライドが高いからね、醜態を晒したって自己嫌悪に陥っちゃうでしょ。
「君はアルコールに強いの?」
「ジュースみたいなものかな」
実際問題、僕は酔った例しがない。
いや、雰囲気に酔ったりはするけれど、アルコールで酔っ払い状態になった事がないんだ。
リドルがさっき飲んだお酒を飲んでみる。
ちょっと癖のある味。
けれど別に飲めない物でもないし、僕にとっては味の付いた水と同じだ。
それをリドルが眺めている。
表情はしっかりしているけれど、瞳だけがとろんとしていて、見ていればほとんど料理にも手をつけない。
そうなるとアルコールが回るのも早い。
「もしかしなくてもヤバ気?」
何気なく訊いてみると、リドルは余程つらいのか、あっさりと肯定。
「部屋に戻ろう。ここ煩いし」
煩い場所にいては頭痛の原因になる。
歩くのも辛そうだから人気が少ない場所からは担ぐようにするけれど、余程余裕が無いのだろう、抵抗すらしてこない。
部屋に連れて行ってベッドに横にさせるけれど、駄目だ、リドルは完全に酔いが回っている。
誕生日を祝おうと思っていたけど、これじゃあ無理っぽいな……。
否、待て。
確か医務室に薬があったはず。
それを貰ってくるとしよう。
リドルを一人にするのも心配だけど、エチケット袋を渡して医務室へ行く。
早々に薬だけを貰って、ついでに水とコップも拝借する。
それにしても、姿くらましが寮内で使えないのは酷過ぎる。
確かに寮外の生徒が入ってくるから禁止されているのは分かるけれど、急を要している時には自室までの距離すら遠く感じる。
部屋に戻ると、リドルの顔色は最高潮に悪い。
「吐いた方が楽?」
「どっちかと言うと……その方が良いかも」
塩を貰ってきていて良かった。
塩水を一気飲みすると吐き気を促すと聞いた事がある。
酔った例が無いから自分で試した事は無いけれど、知識として仕入れていた情報がまさかここで役に立つとはね。
無駄だと思っている知識こそ使えるって、こういう事かな。
「塩水。一気に飲みな」
リドルは上手く飲めないみたいで、口に含んでも喉に下せていない。
重傷だ。
この状態では、貰って来た薬は飲めないか。
確か以前作った薬があったな。
二時間寝る代わりに体調不良を直してくれる薬。
作って何回か使った事があるから、効果は確かだと知っている。
勝手に睡眠に持っていくのは本意ではないけれど、この状態では仕方ないということで。
一錠を取り出して、リドルに口を開けるように言うとあっさりとリドルは口を開いて……よっぽど辛いんだね。
あんな酒、置いておかなければ良かった。
そうしたらここまで苦しめずに済んだのに、ごめんね。
口に錠剤を放り込む。
リドルはビックリした表情の後、すぐに身体が傾いたから抱きとめる。
「二時間寝る事になるけど、それで気持ち悪さから解放されるならって……もう聞こえてないか」
ぐったりと眠りに落ちたリドルの体は男性にしては軽い。
ベッドに寝かせて、時計を確認する。
リドルが起きるまで二時間。
今のうちにリドルの誕生日の準備をするとしようかな。
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