政美/姉
「(後ろから陽子に抱きつき)…みーつけた!」
「わ!コタくん…?!」
「やっぱりねー」
「…え?」
「熱、あるっしょ?」
「!」
「隠したって無駄だかんね?俺、陽子ちゃんのことなら何でも分かるんだから!」
「…」
「ね、無理しないで?こっち(洛山)にいる間、俺がずっと側にいるからさ。だから…」
「コタくん…?」
「…たまには寄りかかってよ。俺にも」
「!」
「…なんてね!アハハ!ほら、医務室に連れてってあげる!行こ!」
「…うん」
「〜♪」
「ありがとう、コタくん」
※【風邪シチュエーション】よりver.葉山。純真無垢カップル好きすぎる…!!
政美/姉
「…ん?オイ陽子、お前ちょっとこっち来てみろ」
「?」
「(ジッと見つめた後、陽子の頭を引き寄せて額をコツン)…」
「?!」
「…お前、やっぱ熱あんぞ」
「え、あ、あの…」
「(陽子の手を引き)いいからこっち来い。医務室に行くぞ」
「だ、大丈夫ですよ…!」
「大丈夫かどうかは俺が決める。いいからほら、行くぞ」
「福井先輩…!」
「あんまり心配かけさせんな。ただでさえお前は、その…頑張りすぎなんだからよ…」
「!」
「(陽子の手をギュッと握り直して)分かったらほら、行くぞ?先輩の言うことは大人しく聞いておけ」
「…はい」
※【風邪シチュエーション】よりver.福井。福井さん、中々SS書けずにすみません←
けど、福井さんとの日常会話はこんな感じです♪
政美/姉
「…ん」
「…」
「陽子ちんってば」
「!…あ、ごめんねむっくん。今ボーっとしちゃってた!何?」
「…」
「むっくん?」
「(陽子をヒョイっと抱き上げて)ほら、行こ〜」
「わ!え…、むっくん?!お、おろして!」
「ヤダね〜」
「むっくんってば!」
「あんまり暴れると口とか塞ぐよ〜?いいの?」
「!」
「陽子ちんさ〜、俺には無理するなって言うくせに、自分が熱ある時はいいわけ?」
「…え?」
「誤魔化しても無駄だから」
「…」
「だから保健室連れてく」
「むっくん…」
「(小声で)…無理しないでよね」
「え?」
「だ〜か〜ら〜!俺の前では無理しないでって言ってんの!」
「…」
「…」
「…うん」
「…」
「ありがとう、むっくん」
※【風邪シチュエーション】IF帝光編よりver.紫原。猫と飼い主だってたまには立場が逆になります♪
政美/姉
「(陽子の額に手を当てて)…やっぱり熱があるのだよ」
「え、だ、大丈夫だよ!」
「ダメだ。行くぞ」
「え…ど、どこに?」
「保健室に決まってるだろう。その状態で授業を受けるのは無理なのだよ」
「!」
「行かないというなら無理やり連れていくまでだが。俺に抱えられたくなければ大人しく一緒に…」
「わ、分かったよ」
「(少しだけ口元を緩め、陽子の頭を撫でながら)お前は本当に無理をしすぎだ、陽子。見ていて目が離せない…」
「!」
「まぁ、マネージャーの体調を気遣うことにも人事を尽くすのが、俺の流儀だからな」
※【風邪シチュエーション】IF帝光編よりver.緑間。IF帝光では緑間と陽子は同クラスです。
政美/姉
実渕「あらあら、2人共本当に仲良しね。やっぱり双子って良いわね」
葉山「いいないいなー。麻衣ちゃんばっかずりぃよ!いっつも陽子ちゃんと一緒でさー!」
赤司「小太郎…」
葉山「赤司はそう思わねぇの?!」
赤司「…(溜息)」
根武谷「それよりお前ら双子なんだからもっと食え!双子のくせに筋肉が足りてねぇぞ!」
実渕「双子だから筋肉を付けなきゃならないって理屈が意味不明よ。ちょっかい出すのやめなさい!」
黛「…」
※シスコンである火神姉妹は常に一緒にいます。洛山の練習試合を見に行った際の様子。仲良し洛山好きです♪
政美/姉
ーピンポーン…
ーガチャ
「はい、どちらさ…はぁ?!」
「おぉ、火神。おはようさん」
「桐皇の今吉…って何でアンタがウチの場所知ってるんだよ?!…ですか!」
「何でって、そら陽子を送ってきたりするからやんけ。それより陽子はどないしたん?まだ準備は出来とらんのかー?」
「準備…って、えぇ?!」
「あ、今吉先輩おはようございます〜!」
「陽子姉…ッ、って何出かける支度とかしてんだよ!今日休みだろ!!」
「これから今吉先輩と…」
「デートや♪」
「デートじゃなくて視察です!」
「どっちでもええやんけ、やることは大して変わらんやろ」
「違いますよ!もう!」
「マジかよ…」
※大我&今吉&陽子の休日の会話。今吉先輩と陽子はとても仲良しなので、休日は一緒に他校の試合観戦に出かけたりすることもあります♪
ヨウ/妹
「あら麻衣、ヘアカタログなんて見て…もしかして、染めるつもりなのかしら?」
「おや、変えてしまうのかい?」
「ううん、これはただ暇つぶしに見てただけだったんだけど…」
「麻衣は色白だからね、黒が映えて良く似合っているよ。今のままでも充分綺麗だ」
「そうよ!こんなに綺麗な髪なんですもの、勿体ないわ。あ、勿論綺麗なのは髪だけじゃないわよ?」
「ふ、二人とも…!!」
※またも洛山ビターな二人組と。麻衣の黒髪にまつわるちょっとした会話でした。
ヨウ/妹
「アンタ、火神麻衣だろ?綺麗だとは思ってたけど近くで見るとますますイイ女じゃねぇか」
「え、何言って…?わっ!」(黄瀬に引き寄せられる麻衣)
「…ショーゴ君。麻衣っちに近づくのやめてくれないっスか」
「チッ、リョータかよ。何、この女が今のお前の彼女?相変わらずモデル様は女に不自由してねぇみてぇだな」
「なんか勘違いしてるみたいだけど、あれは彼女じゃなくてファンの子たちっスよ。……つーか、モデルって肩書きと外見だけでしか俺を見なかった子達と麻衣っちを一緒にしてんじゃねーよ」
「(…へえ。あのリョータがここまでねぇ)ハッ、面白ぇ。ますます欲しくなったぜ」
「アンタに麻衣っちは渡さない」
「やってみろよ。俺には勝てねえってもう一度教えてやるよ、リョータ」
「望むところっスよ、ショーゴ君」
※本編での灰崎と麻衣の出会いシーン。
まさに今月から放送されているであろう黄瀬VS灰崎の、試合前の一コマでした。
ヨウ/妹
「征ちゃん、私見守ろうって決めていたのよ、二人のこと。…でもね、やっぱり駄目みたい」
「……」
「欲張りね、私って。あの子が欲しくなってしまったの」
「…良いんじゃないか。麻衣にはまるで暖かい光のように人を惹きつける魅力がある。惹かれるのは当然のことなのかもしれない。…それに、人を好きになるのは自由だよ、玲央」
「……ありがとう、征ちゃん。…ふふ、私、負けないわよ?」
「僕もさ。僕も負けはしない、必ず麻衣を手に入れてみせる」
※ビターな二人の舞台裏(?)の会話でした。
ちなみに「人を好きになるのも自由」という言葉を紡ぐようになったのも麻衣の影響だったりします。
政美/姉
誰に微笑んでいるのか、それは明確でとても愛らしい。
授業中、窓際のその席で。彼女は優しく微笑んだ後、校庭に向かって軽く手を振りこう言うんだ。
「(大我、頑張ってね!)」
俺は机に頬杖をついたまま、彼女を見て瞬きを一つ。
彼女の弟であるアイツがこんな時は少しだけ羨ましくなって。けれど、俺はこんな時間が嫌いじゃない。むしろ穏やかに流れるこの時間は特別で、まるで月夜に揺らめく星を眺めているような、そんな時間と少し似ている。授業中だけど。
「俊が瞬間、瞬き一つ…なんちゃって」
日本史のノートに彼女の似顔絵を描きながら、馳せる。
一瞬一瞬を大事にしたいんだ。だから例え手を振ってもらえなくても、やっぱり君と同じクラスで良かったと思うんだ。
《瞬きの瞬間も君と》
※伊月俊と火神陽子の日常より。