驚きました。明日と明後日はセンター試験なのですね。休み時間に、ひとりおやつを食べまくっていた四年前のセンター試験の記憶がよみがえってきますね。嘘です。ほとんど覚えていません。センター試験の直前にはどのようなことをこちらに書いていたのか確認してみたところ、次のような投稿をしていました。

「ついに明日はセンター試験です。今から楽しみすぎて、もう何だか遠足前夜に眠れなくなる子供のような心境です。いや、私は眠れるけれど。三十人前後のひどく緊張した同世代の人間が一つの教室に詰め込まれて試験を受ける。その状況で自分 の力をどれほど発揮できるのか。それを試せる機会なんてパンピー以下の私には滅多にありませんよ。それを楽しまないでどうするんですか!ああ!興奮してきた!今日やった演習問題は撃沈したけれど興奮してきた!机に頭がめり込む勢いで撃沈したけれど興奮してきた!」

我ながら凄まじいほざき具合ですね。四年前の私も、やはり馬鹿でしたか。当時は毎日何時間も暗記ばかりの受験勉強をしていたはずなので、今よりはもう少しまともな思考回路をしていたのではないかとかすかな期待を抱いていたのですが、自分に期待を裏切られました。そしてもし私が今年センター試験を受験するとしても、四年前と同じようなテンションでのぞんでいることでしょう。これで、四年前から成長もしていないことが明らかになりましたね。
ここを見てくださっている方の中に、どれだけ大学受験をされる方がいらっしゃるのかはわかりませんが、適度に頑張ってください。ちなみに「適度に頑張れ」は、真っ暗の中では最大級の応援の言葉ですのでご理解のほどよろしくお願い致します。





軟骨にピアスを開けたら、友人から「イタい」と言われた真っ暗です。痛いではなくイタいですからね。最早、涙も出ませんよね。私の心には、ピアスホールよりも大きい穴が開いてしまったのです。小さいですね。

そんな話を友人としているうちに、「なぜアクセサリーを付けるのか?」という話題になりました。私はアクセサリーといえばピアスくらいしか付けないので、私とそんなことを議論してもまともな答えは出てこないぞと思いました。しかし、私はテレパスでも何でもないので、友人にそのことを伝えることはできず、とりあえず考えてみました。
私は、指輪やネックレスは滅多につけません。なぜなら、邪魔だからです。お洒落であることよりも、邪魔かどうかということが優先されます。さすがです。さすが、彼氏いない歴約22年なだけあります。具体的な年数にした途端、自分で自分に槍を突き刺したような気持ちになりましたが、私はまだかろうじて元気です。引きたければ引いて下さって構いません。私の心のピアスホールが拡張されるだけです。

では、指輪やネックレスは付けていませんが、なぜ私はピアスを付けているのか。友人は、女の子がアクセサリーを付けるのは、アクセサリーを付けている方が自分が可愛くなると思うからでしょ、と今にも唾を吐き散らしそうな雰囲気を出しながら言っていましたが、私は正直、鼻くそ程度のピアスを付けたくらいで、自分が可愛くなるとは思えません。そのため、私は違います、と弱々しく反対してみせたのですが、友人は「いや、真っ暗にも絶対そういう気持ちがあったはず」と聞く耳を持ちません。わかった。私も可愛く見せたかったんです。可愛く見せて、彼氏いない歴=年齢に終止符を打ちたかったんです。と、考えてみてもいいのですが、ピアスを付けているくらいで彼氏ができるなら、とっくに彼氏の1人や2人や3人や4人はできてますわ。彼氏のいたことのない人間の奥深さをなめるなよ。張り倒すぞ。実際、特に奥深いわけではないけど、張り倒すぞ。

こんな葛藤があったりなかったり、気がついたらまた自分で自分の心のピアスホールを増やしたり拡張したりしながら、自分がなぜピアスを付けているのかについて考えた結果、「ギャップ狙い」という浅はかな目的が存在していたことに気がつきました。

私は、真面目です。と言うよりも、真面目に見られがちです。家ではとても人様には見せられないような格好でいて、ほぼ天井を見つめるだけで一日が終わってしまうこともあるような人間なのにも関わらず、その事実を話してもなかなか信じてもらえないくらいには、真面目に見られます。それに加えて、この垢抜けない外見。垢の抜けた若者になりたいと思い、ファッショナブルな世界に生きる友人に助言を求めても、「真っ暗は垢抜けないっていうのとはまた違う」と、フォローにも何にもなっていない励ましの言葉をもらうのみ。内面、外見ともに、真面目とばかり言われて、「真面目じゃなくなるにはどうすればいいと思う?」とか「あなたの真面目の定義はなに?」とか、そんなことを訊いても、「そういうところが真面目なんだって〜(笑)」との言葉を返される。なんだよ。何なんだよ、その、(笑)は。

おそらく私は、このように真面目と見なされることに対してうんざりした結果、ささやかな真面目からの脱却として、ピアスを開け、ピアスを付けるようになったのだと思います。私は、本当は真面目などではなく、単純で、バカで、体は大きいのですが小さい人間ですので、「真っ暗って本当に真面目だよね〜(笑)」からの「えっ、ピアス開いてるの?しかも軟骨も?!意外!」という反応を願っているのです。完全なる、ギャップ狙いなのです。
ここまで書いて気がつきました。今やもう、ピアスの穴が耳にいくつか開いているくらいでは、真面目からの脱却にも、何にもならないということに。今また、私の心に新たなピアスホールが開きました。

結局、ピアスを開けた動機もひどく「イタい」ものであり、私の軟骨のピアスを見て「イタい」と評した友人の洞察力は凄まじいと実感しました。友人の素晴らしさを知るきっかけを作ってくれたのは、このピアスホールです。どうもありがとう、ピアスホール。イタいと言われたり、心にまでピアスホールがたくさんできてしまったけれど、私は元気です。





あけおめことよろです。
昨日は一年の締め括りの挨拶をうんざりするほど見ましたし、今日は新年の挨拶をうんざりするほど見ることになると思いますので、私からのご挨拶は全てこの一言で済ますことにします。そんなわけでして、新年早々、真っ暗です。

私は、卒業式の日に「卒業モード」で浮き足立っている同学年の人たちを見て、意味もなく無性に苛立ち、帰りにファミレスに行こうと声をかけてくれていた友人たちが、かつての担任の先生のもとへ卒業アルバムにメッセージをもらいに行っている間に無断で一人でさっさと帰宅し、帰宅後すぐに制服を縛ってゴミの収集所に置きに行きましたからね。若干狂気の沙汰ですよね。
というわけで、とにかく今は三ヶ月後にせまった、大学の卒業式が怖いですね。ただでさえ袴を着る、つまりこの岩石のような顔面を持ちながら着飾るということで非常に抵抗感があるのですが、その上「卒業モード」の人々に囲まれる。もう憂鬱以外のなにものでもありません。あと三ヶ月で、私の顔面や性格が変わることも期待できませんし、どうしましょうというのが、年が明けた現在、最も大きな悩みです。袴を捨てないように、それだけは自分に何度も何度も言い聞かせて卒業式にのぞむつもりです。なぜ、これほどまでに私の顔面は、そして性格は、エラが張っているのでしょうか。





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