小ネタ 日記やリアタイ、ツイッターから再録した会話のみの文章。基本ぐだぐだ。 *たまに現パロや学パロもある *下品なものは一応ワンクッション *思いついたものを何でも投下するのでいつも以上に時代・年齢考証皆無 *そんなに頻繁に書かないCPは「○○ 家」のカテゴリに突っ込んでる。そのため、+も×もごっちゃ混ぜ注意 CP・シチュ等選択 半兵衛「私、ずっと憧れているものがあるんですよ」 長康「ほう、それはどのようなものにございますか」 半兵衛「無理だとはわかってるんですけどね。好きな人の、人生の伴侶になりたいんです」 長康「というと官兵衛どのの」 半兵衛「そうです」 長康「うーん。なろうと思えば、なれるんじゃないでしょうかね。貴殿と官兵衛どのくらい仲がよければ」 半兵衛「えっ」 長康「すでに、お二人は一緒に暮らしてらっしゃることですし」 半兵衛「で、でも」 長康「細かいことは気になさるな。思いきって、ご本人に言ってみてはいかがですか」 半兵衛「やめておきます。この話、聞かなかったことにしてくだされ」 長康「それは残念」 ------------- 他人の恋愛にはあまり興味のない長康ですが、こっそり半兵衛と官兵衛の仲を応援してます(*^ω^*) そんな長康も小六とラブラブだったりする。 半兵衛「……というようなことが昔あってね。あのときは正直、嬉しかったなあ」 官兵衛「の、信長公がそのようなことを?」 半兵衛「うん。あのお方は意外と優しいんだよ」 官兵衛「某も……半兵衛にそれだけの南蛮菓子をあげれば好いてくれるか」 半兵衛「えっ」 官兵衛「あっ、いや、なんでもない」 半兵衛「官兵衛。もしかして妬いてるの?」 官兵衛「ち、違う! そんなんじゃ」 半兵衛「もう、そんなことしなくたって私はずっと官兵衛だけのものだよ」 官兵衛「半兵衛……」 物陰-----。 松寿「吉助、あの二人をなんとかしてくれ」 吉助「ごめん。無理」 ------------- ↓の10年後くらい。 結局、いつもと変わらぬ仲睦まじい両兵衛を松寿と吉助がとめることはできません。 信長「そなたが稲葉山を取っただと」 半兵衛「はい」 信長「どうやって」 半兵衛「親しい者を十六人ほど集めて、弟が病気だと偽り城に入って龍興さまの側近たちを襲撃しただけです」 信長「なんと、そのような方法で城を取ったか!……して、龍興は」 半兵衛「反撃することもなく、城から逃げ出しました」 信長「そうかそうか。よくやったな。褒美として、美濃半国をやろう。そのかわりに城をおれにくれぬか」 半兵衛「恐れながら、お断りいたします」 信長「いやか。それならば城と美濃半国でどうだ」 半兵衛「それもいりませぬ。私は富や名誉に興味はございませぬゆえ」 信長「むむむ……わかった。だが、このまま帰すわけにはいかぬ。そうだ、半兵衛。そなたはこういうものが好きなのであろう」 半兵衛「こ、これは」 信長「見てのとおり南蛮菓子だ。遠慮せず、全部もっていけ」 半兵衛「よろしいのでしょうか。私ごときに、こんなにたくさん」 信長「かまわぬ。褒美だからな」 半兵衛「ありがたく頂戴いたしますっ!」 ------------- 半兵衛は信長から「城を引き渡せば美濃半国をあげよう」という話を受けたときにお断りしたという逸話があったりするそうで。 でも、うちの二人だったら確実にこうなる。 半兵衛も信長も甘いものが大好きです。 長政「父上〜」 官兵衛「だが断る」 長政「まだなにも言ってないんですけど」 官兵衛「どうせ『お風呂の準備ができました。父上、一緒に入りましょう!』とか言うんだろ」 長政「な、なんでわかったんですか」 官兵衛「わしを見くびるな。何年そなたの親をやってると思うんだ。まあ、一緒に入ってやらんこともないが」 長政「ありがとうございます!」 官兵衛「……と思ったが、いやな予感がするからやめとく。すまんな」 ------------- 軍師どのは身の危険を悟ったようです。 長政「忘れるところだったが、その、誕生日おめでと」 又兵衛「なんですか。気持ち悪い」 長政「て、てめえ!おれがせっかく誕生日に素直になってやってんのにっ」 又兵衛「冗談ですよ。ありがとうございます。覚えててくださって」 長政「今日だけなんだからな。調子づくなよ、ばか」 ------------- 又兵衛の旧暦誕生日に書きました 戦国時代に誕生日という概念はないのだけれどまあ…( 前へ|次へ |