03/07 ( 21:03 )


 強くなろう。強くならなくちゃ駄目だ。



「椿…顔どうしたんだよ」
「へ?何がですか?あれ?もしかしてなんかついてます?!」
「や、そうじゃないけど…」
「えー、変な世良さん」




「お前ならっ…知ってるんじゃねーのかよ…椿の表情のこと」
「っ…」
「お前と付き合ってたことも忘れてたっ……」
「あいつは…あいつは俺なんかが囲っていい人間じゃねーんすよ!俺がいるとあいつは駄目になる……あいつ海外から話がきてるんスよ」
「ならなおさら…」
「俺は…この膝で騙し騙しやってかねーとならねーんス…」
「赤崎…」
「俺には…アイツが追うような人間でもアイツを追えるような人間でもないんスよ……俺と付き合ってたことだけでしょ?…よかったッスよ」
「……本当に…お前はそれでいいのかよ?!」
「……じゃあ…どうしろって言うんスか!俺とお前は付き合ってたなんて…言えるわけないッスよ!」



「ねえ、世良さん…俺…何だか大切なこと…忘れてる気がするッス…思い出せないんですけど…」
「なんで、大切なことって…分かるんだよ」
「…分からないですけど……思い出したら…表情も戻るんじゃないんスかね」
「…」
「いま、俺…笑ってるつもりなんですけど…笑えてないんですよね…鏡みたらちゃんと笑えてるのに……でも、サッカーは出来るからよかった…」
「サッカー…好きか?」
「ウスッ…でも最近ちょっと何かが足りない気もするんスよね」
「そっか…」




\(^p^)/
こんなネタ書きたいけどこういうようなことをネタとしても良いものか考え物で。
バッと飛ばし飛ばしで書いてみましたが…
うーむ
赤崎のある言葉を聴いて心を閉ざした椿って感じです。
事故とかじゃなくて。心の問題のお話です。
いやしかし難しいですね。



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