小ネタ集
短めのお話


▽原沖
それぞれの年の越し方

===
「もう今年も終わっちゃいますねー」
「そうだなぁ…」
「どうやって年越します?」
「…?どうやってってどういう意味だ?」
「ほら、なんかジャンプして宇宙で年越しましたー、みたいなのあるじゃないですか」
「はは、なんだそりゃ」
「どうせなら何かしてて年越ししましょうよ〜」
「…そうだなぁ」
「あ!!もうカウントダウン始まってますよ!!」
「お?」
「左之さん!!早く決めて下さい!!」
「お、俺がか!?」
「あ!!あと5秒!!」
「あっ…え、と…くそっ!!」
「左の…!!ぅ、…ん…」
『ハッピーニューイヤー!!』

「…〜っ、は!!さ、左之さん//いきなりどうしたんですか!?」
「いや…どうせならお前を新年の最初に感じたかったから、さ」
「!!//」
「嫌、だったか?」
「…嫌なはずないじゃないですかぁ…//」
「はは!!…明けましておめでとう、総司」
「…おめでとうございます、左之さん」


今年もよろしく、お願いします


2012/01/06 02:25


▽斎沖
「はじめくん、はじめくん♪」
「…なんだ?」
「僕、はじめくんが大好きなんだけど、はじめくんは僕のこと、好き?♪」
「…」
「♪(ワクワク)」
「…あまり、得意ではないな」
「え!?」
「…」
「はじめくん…僕のこと、嫌いだったの…?」
「…いや、嫌いではないな」
「…なにさ、それ」
「…いや、ただあんたと居ると、俺が俺では居られないのだ。冷静さを失い、自分を見失ってしまう。」
「…え?」
「あんたが俺の名を呼ぶだけで、素直に嬉しいと思うし、あんたが他の奴と楽しそうに話していると、気が狂いそうになる。」
「〜//」
「故に、あまり得意ではない、な」
「…はじめくん、なんか僕、すっごく複雑//」

===

はじめくん、サラッとこういうこと言いそうだなぁと(笑)

言われた沖田さんは嬉しいけど…うーんっていう複雑な気持ちでしょうね(笑)


2011/12/07 05:31


▽斎→沖
初めて、人を斬った

只ただ無心に。
只ただ身体の動くままに。

気付いたときには、俺の手は赤く染まり
足元には先程まで対峙していた相手

周りのざわめきも耳には届かず

只ただ己の震えを止めるのに必死だった


暗くなる視界と何も考えられない脳内に

あんたの顔が浮かぶ

『はじめくん』

屈託のない笑顔で俺の名を呼ぶ、あんた

もう、こんな手では…触れられない。

あんたの隣には…並べない


もう隣に居れぬのなら
俺は、只ただ願う


あんたの手が、俺のように穢れぬように

あんたが、笑顔を忘れぬように。

只ただ、願う


2011/12/04 22:09


▽斎←沖
芹沢さんが言った

『彼奴は人を斬ったことがあるな』

はじめくんが…人を…?

覚悟はしてた。
自分もいつかは剣を振るうって。

でも、それはなんだかまだまだ遠い話なんだって思ってた


久しぶりに会った君との間に感じた距離

それは僕が思ってたより

深くて、遠い


君の隣に、また並びたい

君と肩を並べたい

君と、同じでいたい


君が先を歩くなら
君が一人で苦しむなら

僕はそれを一緒に背負いたい


君がどれだけ
それを拒んだとしても

君がどれだけ
先に進んだとしても


必ず追いついて
君の隣に並んでみせる


それがどれだけ苦しくても


君の隣でしか、僕は笑えない。


2011/12/04 22:05


▽土沖
「総司てめぇ!!いい加減に句集を返しやがれ!!」
「別にいいじゃないですかぁ♪僕、土方さんの俳句は全部知っときたいんですよ♪」
「ぐ…っ//ふ、ふざけん…」
「あれれ?赤くなっちゃって(笑)」
「てっめぇ…(怒)いい加減にしねぇと、もう相手してやんねぇぞ!!」
「…(しゅん)」
「…そ、そう…じ?」
「…土方さん、僕のこと、キライになったんですか…?」
「は?」
「もう、僕なんてどうでもよくなったんですか?(しょぼん)」
「な!!んなわけねーだろーが!!(汗)さっきのは言葉の文ってもんで…」
「ですよね♪(にっこり)」
「……は?」
「土方さんが僕のことキライになれるわけないじゃないですか♪」
「…//」
「じゃぁ、句集はお借りしますね〜♪」
「〜//そ、そうじーーー!!//」


===

沖田さんに振り回される土方さん(笑)

沖田さんも愛されてる自覚があるから、好き勝手できるんだろーな*

大人な土方さんだからこそ許される沖田さんの可愛いワガママ(笑)


2011/12/01 06:00


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