[ねる]





優からの嬉しい言葉。

ぎゅっと抱きしめられる。

ふーちゃん、大丈夫だったよと心でつぶやく。




「優、苦しいよー」



『だって嬉しいだもん。こんな可愛い子が彼女なんて。』



「私は不安だよ。学校一モテる彼女を持つなんて。」



『ねる以外興味ないよ。ねるだけが好き。』



「ふふっ 意外と重いよ?すぐ嫉妬しちゃうし。」



『ねるなら全然平気。てかねるが思ってる以上にねるの事好きだからね?』



「じゃあ、それ以上に優が好き!大好き!」




ご飯を食べ終わって、優はみんなに報告しに行こうかって言ってる。

まだ2人でいたいのになぁ…

立ち上がろうとする優をじっと見つめる。

すると突然優の顔が目の前に。

唇が重なった。

突然の事になんの反応もできない。



『ねる、隙ありすぎ。あとそんな可愛い顔して見つめないで。』



「…。」



『ねる?』



「優、もう一回!」



『えー そう言われるとなんかやだー』



「お願いー」



『しょうがないなぁ。』




そう言って唇を塞がれる。

そのまま押し倒され舌が入ってきて長くて深いキス。

だんだん苦しくなってきて声が漏れる。

でも優は全然離れてくれなくて...

無理矢理グッと押し返すと素直に離れてくれた。




「ちょっと待って!ここ学校だから!」



『ねるが誘うからじゃん。』



「もう!教室戻ろ!」




途中で止められたからかふてくされた顔の優。

階段を下る途中誰もいないことを確認して後ろにいる優にキスをする。




「続きはまた今度ね?」



『ねるずるいよ...。』




覚えといてと頭をポンポンとされ手がそのまま繋がれる。

繋いだまま教室にはいると理佐とふーちゃんはよかったよかったと手をパチパチしてた。




Continue...

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