[優]
いつもの通学路を理佐、愛佳、織田、私の4人で歩く。
私達が通う学校は校則が結構ゆるく、制服もブレザーとセーラーだったりブレザーの下はスカートかパンツを選べたりとかなり自由で、さらにデザインも人気で制服でこの学校を選ぶ生徒も少なくない。
そんな私も制服でこの学校を選んだタイプだ。
10分ぐらい歩くと学校に着く。
靴を履き替えようと下駄箱を開けるといくつかの封筒。
「はぁ…」
ため息をつくと下駄箱を除く織田。
織田『またラブレターですか。ため息なんかしちゃっていいですねモテる人は。』
「ひと事だと思って...よく考えてみ?名前も顔も知らない子から突然好きです付き合ってください。って言われるんだよ?怖くない?」
愛佳『可愛けりゃいいんじゃない?』
「それは愛佳だけ。」
理佐『誰かと付き合えばいいんじゃない?』
「じゃあ理佐付き合ってよ。」
愛佳『は!?ダメに決まってんじゃん!ね?理佐!』
「なんで?理佐と愛佳付き合ってるわけじゃないじゃん?」
理佐『んーまぁ優ならいいかなー』
「だってー」
そう言ってニヤッと笑うと、うざいと愛佳にバシッと背中を叩かれる。
痛いなーって叩き返そうとした時おはよーと後ろから声がして振り向くとねるとふーちゃん。
「ねる、ふーちゃんおはよ。」
ふーちゃん『おはよ。今日も朝から仲良いねー』
「ふーちゃんこれあげる。」
そう言って下駄箱に入っていた手紙を渡す。
え、いらないんだけど!って笑ってるふーちゃん達を残して教室に向かった。
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