2020/05/11 (Mon) 15:37


メールありがとうございます、要さま。
すごく嬉しいお言葉ばかりだったので、丁寧に拝読させていただきました**

要さまは戯言時代にわたしを見つけてくださったのですね! 当時わたしは高校生だったので、もうかなり前ですね……そう思うと、永らく付き合ってくださった要さまには本当に感謝しなければ!
気を悪くするなんてとんでもない! このメールをいただけたときも、どれほど嬉しかったか!
文体やキャラなどにも触れてくださって、終始にまにましながら拝読させていただきました……笑


アイジーは感情の揺れ動きを大きく取り上げたキャラクターでした。十五年も邸に籠っていたからこそ、向き合うものが己の感情しかなかった。だからこそ、全てが緻密で繊細で、けれど新鮮で鮮烈で、いろんなものに感動したり葛藤したりする、わたしの物語でも「人間」らしい女の子に仕上がったと思っています。
サヨも薬で感情を鈍らせていただけで、本当は、友達が死んで寂しくて、でもそれを理解してもらえないことに苦悩する、あどけない心を持つ女の子でした。
こんな二人が主人公だからこそ、要さまも感じ入り、カタルシスを抱いていただけたのではないかと思います。嬉しいです。丁寧に読んでくださったようで、すごく光栄です!

しかも、刀剣のほうも読んでくださっているのですか!?
うわーっすごく嬉しい! あっちは完全に趣味というか性癖というか二次楽しみまくってるアレなのですが、力作なんですよ!爆
「この設定おもしろいんじゃないかな」から練り始めたシリーズなのですが、扱った軸が繊細だったぶんどんどん重い話になっていって、そのぶん考えなければならないことや悩むべき箇所が増えていって、現在は「誰だこんな話書いたやつ!」と自分を恨むこともしばしばあるくらいなのですが、そうして悩んで書いていったからこそ、わたしも納得のいく人間関係や感情や思想が描けて、すごくすごく満ち足りています。えへへ、まさかこっちで感想いただけるなんて!
一次も二次も読んでくださってるのって、やっぱり嬉しいです!

ユルヒェヨンカや懐、艶子さん(何故か私はリンゴくんと同じようにこう呼んじゃいます笑)はわたしもお気に入りなんですよ。特に艶子さんはすごく言葉選びあるいは言葉遊びに気を遣ったキャラでして、そのぶん動かすのも楽しくて、要さまにもかわいいと言っていただけたのなら重畳です!

自分の本を作るのがわたしの夢でした。その夢が誰かの夢でもあることは本当に幸福なことで、要さまに報いるためにも腕によりをかけて完成にまで持っていきたいと思います。

就活中とのことで。この時分はとても大変でしょう。予定の目処も立たず、不安に思われることも多いと思います。そんなてんやわんやの時期にこうして筆を執っていただけて、何度も言いましたが、本当にありがとうございました。
わたしのことを要さまが見ていてくださったように、要さまのことも企業や神様は見ているはずです。どうか就職活動がんばってください。画面の向こうからお祈りしております。
どうかご自愛ください。そして、お会いできるときにこそ直接お礼を言わせてください。
素敵なメールをありがとうございました!


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