日常生活

今日も変わらない朝が来た。

陽射しを窓から取り込んで二度寝したい衝動を抑えて起き出す。
お母さんが作ってくれた朝御飯もそこそこに遅刻しそうな時間に焦って登校。
途中で友達と鉢合わせしたから会話優先してHRに結局遅刻。

苦手な教科にかぎって当てられて 体育は気が向かないからズル休み。
多分何人かは気付いているんだろうな。

昼休みはお弁当を忘れたことに気づいて購買へダッシュ。
何とか手にしたお気に入りのパンを頬張りながらカロリーチェック。
意外と高いから一緒に食べてた友達にもお裾分け。

その後は睡魔と戦いながら午後の授業を受けて部活は入ってないから帰宅。

スマホを弄ってその後はパソコン。
間に夕飯や入浴を経て他愛もない会話を友達としてたらいつの間にか日時は変わっていた。

明日も学校あんじゃん。
また明日。ってお決まりの言葉で締めてベッドにもぐる…

―――…
―――…

静まり返った中に何か声の様なものが聞こえた。
普段から耳にする声だけど違うような。

目を開けようにも意思に反してまぶたが動く気配はない。
なのに私は不安にもならずに ただ当たり前にそれを受け入れる。

だってこれが日常だから。当たり前だから。って。





「21世紀のNO.8296日本国・日本人女子高校生の生活風景の再現でした。では次のフロアで22世紀を見てみましょう」




end

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