とある生徒会のわんわんわんの日

長「会長だ」
副「副会長です」
計「会計だよぉ」
書「…書、記」
双「庶務でーす」(双子区別無)
長「で?」
副「犬です」
計「犬だね」
書「…犬」
長「やっぱりそうなるか…」
計「ブラックラブラドールかなぁ?温かいし本物だよねぇ?」
長「おいこら勝手に耳を触るな」
書「尻尾も…ふわふわ…」
長「……」
計「え!?書記は黙認!?それとも尻尾はセーフ!?」
長「尻尾も触ろうとするな!」
計「書記贔屓!」

副「…喜びこそすれ今更会長に降りかかる不思議現象を驚くつもりはありませんが、」
長「いやそこは何度だって驚けよ」
副「問題はコレが何故起こったか、ですね」
長「真面目トーンで言っても会計と逆の耳を弄っている事実は変わらないぞ。離せ」
副「やはり今日が原因でしょうか」
長「無視かコラ」
書「わんわんわん…の日?」
計「だからワンコ化かぁ。神様分かってらっしゃるぅ」

双「「ちょっと待ったぁぁぁ!」」

長「あ?双子か。遅刻だぞ」
双「反応薄っ!」
 「ワンコでもハーレムでも会長!」
 「「真面目!!」」
長「真面目と言うな。冷静と言え」
副「どっちでも良いですよ」
長「最近お前の俺の扱い酷くないか?」
副「気のせいです。元からです」
長「尚悪い!」

計「ところでさぁ、二人は驚かなかったねぇ?会長の犬耳に」
書「コレ、首謀者…?」
長「は?まさか…」
双「「そのまさかなのだ!」」
副「おやおや。双子のイタズラとは…それは…」
長「久し振りだな。」
双「「冷静な反応有難う!」」
計「最近の不思議現象は神様のイタズラ続きだったもんねぇ」
双「そう!僕らの商売上がったりだった!」
 「だから今回は僕らの方が先に手を打った!」
 「「この日の為に強力な薬を魔術部部長に製作して貰っておいたのだ☆」」
長「よし分かったお前らの仕事倍な」
副「用が済んだなら書類を持ってさっさと帰りなさい。後は私達でもふもふしておきます」
長「お前こそ帰って休め。言っている事がおかしいぞ」
計「ワンコの威力は抜群だねぇ」
双「わんわんわんの日成功☆」
 「僕らも触るー♪」
長「触るな!」





───11月2日

長「何故まだ犬耳が…」
双「強力って言ったでしょ?」
 「1月11日までこのままだよ☆」
長「はぁ!?」
副「…じゃあ首輪が要りますね」
計「お散歩は任せてねぇ」
書「…遊び、相手」
長「要らないからな!?」


end

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