とある生徒会の端午の節句

長「会長だ」
副「副会長です」
計「会計だよぉ」
書「…書、記」
双「庶務でーす」(双子区別無)
長「よー…………っ!?」
副「遅いですよ会長。寝込みを襲いに…基、起こしに行かないと駄目なんですか?」
計「はいはーい!それ俺がやるぅ!」
双「会計は自分が遅刻しないことが先でしょー?」
 「しょーがないから僕たちが行ってあげるー」
副「貴方達も遅刻常習犯でしょう」
書「…ん」
長「何故そんな普段通りなんだ!と言うかお前らやっぱりお前らなんだな!?」
計「会長がおかしな事言ってるぅ」
書「混、乱…?」
副「まったくまだ寝惚けているのなら仮眠室使っても良いです。休みなさい」
双「その間に堪能だね?」
 「堪能だね!」
長「何をだ!?つうか夢じゃないんだな」
計「これが現実なんだなぁ」
書「会長、以外…みんな、子供…」
副「いつぞや会長がショタ化しましたが、今回はその逆バージョンと言ったところですかね」
計「端午の節句ってことだね☆」
双「「僕らの仕業じゃないんだなーこれが」」
長「………マジか」

長「で?謂れのない遅刻と言われた俺だが何故お前らはこんな朝っぱらから揃っているんだ?」
副「莫迦ですか貴方は」
長「ばっ…!?」
計「子供の格好で学校内をうろうろ出来ないでしょぉ?」
副「誰も居ない朝の内に来たんですよ」
長「成る程」
副「そのくらい気付きなさい」
長「…なんか副会長がいつもより厳しくないか?」
計「きっと紅茶の摂取量が足りないんだよぉ」
長「まさか」
副「上の棚の奥に茶葉が有るので会長お願いしますね?淹れ方は缶に書いてありますから」
長「あたり!?」

長「おー、ティータイムだ。俺様が淹れたんだから有難く飲め」
計「はーい」
双「「わーい!レアだね♪」」
書「…ん」
副「ありがとうございます。しかし薫りが薄いので今度は気を付けてくださいね」
長「厳しいなおい」

計「ふぁ…」
長「どした会計。眠いのか」
双「子供サイクルー」
 「お休みの時間ー」
書「…………ん…」
長「仕方ねぇな。後は俺が処理するからガキ共は仮眠室行け」
副「今日の書類整理は終わっています」
計「俺もぉ」
書「ん」
双「「僕らもだよ」」
長「普段より真面目だと!?」
副「勿論会長の分も」
長「勿論駄目なところまで!?」
計「てことでお昼寝は会長も一緒だよぉ?」
長「お前らとか?」
副「会長、そこで寝ている書記を運んでください。一応放置は心苦しいので」
長「はいはい…っと抱っこで良いか」
書「…zZ」
双「じゃ、夢の世界にごあんなーい」
 「覗いちゃダメだよー♪」
長「なに言ってるんだ…?」


end

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