とある生徒会の七五三

長「会長だ」
副「副会長です」
計「会計だよぉ」
書「…書、記」
双「庶務でーす」(双子区別無)
計「たいへんだーっ!」
副「会計煩いです」
双「「どーしたのー?」」
書「………コ、レ」
長「……おいこら双子。今度は何しやがった」
副「なっ!?」
双「わーお☆」
 「会長が」

 「「ちっちゃくなってるー!」」



長「……つまり、お前らの仕業じゃないんだな?」
双「そうだよー」
 「僕らじゃないよー」
長「………そうか」
副「でもじゃあ誰が?会長にイタズラなんて一般生徒じゃ出来ませんよ?」
計「神様のイタズラじゃないのぉ?」
副「そう考えるしかないんですかね」
書「ん」
長「ちょっと待て。じゃあ俺はいつ戻るんだ」
副「そうですねぇ。私が引き取って育てましょうか?」
長「治らない前提みいな話すんな」
双「いつもより声高ーい!」
長「ガキ化してるからしょうがねぇだろ。つか書記離せ」
双「会長膝だっこー?」
 「ズルーイ!僕らにも触らせてー」
長「犬猫みたいな言い方すんな」
計「肌ぷにぷにぃ。筋肉じゃないから柔らかいしぃ」
長「ちょっ、触んなっ!」
副「貴方たちには任せられません!会長、こっちへ」
長「お前も膝に乗せる気だろ!?」

長「はぁ……疲れる。」
計「まぁまぁ会長ぉ。今日だけだろうからショタ会長を堪能させてよぉ」
長「一日だろうと嫌…ん?今日だけ?」
計「多分ねぇ」
双「えー」
 「会計はー」
 「「何でそう思うのー?」」
計「フフフ〜。今日は何の日だかわかるぅ?」
副「今日…ですか?」
書「11月…15、日……?」
計「そうだよねぇ。あ、会長が今着てる服もヒントだと思うんだぁ」
副「っそうか!七五三ですね?」
計「ピーンポーン♪」
副「確かに要因になりそうなキーワードはそれしかないですしね…」

長「………だから俺はこんな格好だったのか」
副「あれ。子供服に会計が見繕ったんじゃないんですか?」
計「いやぁ。いくら呉服屋の倅と袴姿の会長だからって無理があるでしょー?」
副「まぁ確かに。朝一で気付いても数時間足らずでは子供サイズの服は見繕えませんね…失念してました」
書「…ん」
双「僕らでも衣装準備は最低半日は欲しいもんねー」
 「ねー」
長「外部発注でそのスピードは異常だ…。」

双「でもでもー」
 「明日には会長戻っちゃう説が濃厚なんだよねぇー?」
 「「ショタ会長愛でるなら今しかないね!」」
長「なっ!?」
計「ショタとか食指が動かなかったんだけどぉ…会長ならイケる。」
長「セクハラ反対!」
副「そうですよ。相手は子供…遊ぶより先に躾です」
長「なんか怖いぞ!?ちょ、書記!無言で抱き締める力を強めるな!」
書「…逃がさ…な、」
双「思う存分あそぼーねー♪」
 「あ。その服じゃ動き辛いか」
 「「よしじゃあ脱ごう!」」
長「ちょ、待て、オイ───!」



end

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