とある生徒会の夏休み
長「会長だ」
副「副会長です」
計「会計だよぉ」
書「…書、記」
双「庶務でーす」(双子区別無)
双「夏だ！」
「海だ！」
「「生徒会全員集合だー!!」」
計「わーい♪」
書「ぱちぱち、」
長「おいこらちょっと待て。」
副「…どうしたんですか？」
長「なんで休みにまでお前らとツルまにゃならんのだっ！」
計「え…、かいちょー…」
双「なんでって…」
「そんなの…」
「「僕らのプライベートビーチへのお呼ばれ受けて水着にまで着替え終わった人のセリフじゃないよー」」
副「生徒会室で皆まとめて誘われたことを忘れたんですか？」
長「……いや忘れてはいないが。あんな楽しみそうに誘われたから断れなかっただけだ」
副「貴方はノーと言えない日本人ですか」
計「ノーとは言える日本人だよねぇ」
双「「会長は優しさでできてるんだよー」」
長「うるさい黙れ。」
長「で。」
副「会計と庶務は埋めたり埋められたりしてますね」
長「散々泳いで砂遊びか。元気だな」
書「ん」
副「パラソル持って来て良かったですね」
書「ん」
長「しかしお前らは海で遊んで来なくて良いのか？」
副「会長こそ」
長「…あれに混ざったらぶっ倒れる。」
副「同感ですね。それに…」
長「それに？」
副「私、日焼けは似合わないんです。」
長「…………そうか…。」
長「書記、お前も日陰待機で良いのか？」
書「ん。暑い、ニガテ…」
長「それは俺に抱き着いておいて言うことか？」
書「？なにか…オカシ？」
副「会長は書記の標準装備ですからね」
長「…………。」
副「熱中症で倒れないでくださいよ」
長「…………」
双「かいちょー！」
「そろそろ一緒に遊ぼーよ！」
長「初めての誘いが夜か」
双「「そだねー」」
計「部屋でにゃんにゃん遊ぶー？」
長「却下。」
計「冗談だよぉ。皆で遊ぶんだもんね♪」
双「「ジャーン!!」」
長「おお」
副「花火ですか」
双「今日はー」
「手持ちでー」
「明日はー」
「「近所の花火大会にゴー☆」」
計「浴衣提供するからねぇ」
長「抜かりないな」
計「手取り腰取り教えてあげるよぉ☆」
双「「着付けは任せた☆」」
計「任される☆」
双「見て見てかいちょー」
「花火10本同時だよー」
副「あ、コラ双子！そういうのは危ないからやめなさい！」
計「折角だから簡易打ち上げ花火も買ってきたよぉ」
双「「おぉー！」」
計「後ヘビ花火持ってきちゃった」
副「朝やりなさい」
双「ネズミ花火だー」
副「人に向けてはいけません！」
長「………あ、クソッまたか。」
書「…………」
長「何でお前の線香花火はそんな保つんだ…？」
書「ウーン…」
長「もう一回だ」
書「3袋目、ラスト…ガンバ」
長「おう。せめてお前のその一本目よりは長く…………あ。」
副「線香花火、皆でやる分の一袋は残しておいてくださいよ？」
計「まぁ買い足してもいいけどねぇ。かいちょーのポケットマネーで」
書「………まだ、落ちな…」
長「よし、お前ら！線香花火で勝負だ！」
双「最初に落ちた人は罰ゲーム☆」
計「明日の浴衣に女物入れとくねぇ」
長「挑むところだ！」
副「………墓穴掘ってますねぇ…明日が楽しみだ」
書「あ、やっと…一本目、終わった。オレも、参加す」
副「全員参加ですね。じゃあ折角ですし一番落ちなかった人は今日は会長と相部屋と言うことで。」
計「おーそれは頑張るっきゃないねぇ」
双「「打倒書記☆」」
副「せいぜい会長は貞操の為に一人部屋目指してください」
長「……お前らの目が怖い。」
双「それじゃ、よーい」
「スタート！」
end
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