荷札木簡
今日は大学の友人達と展覧会に行ってきました。
東海地域〜日本〜世界に至る焼き物の歴史を見たり、県の歴史研究の進展を見たりしました。
展示そのものは非常に易しく説明されていて、小学校高学年ならば十分に楽しめる内容かなぁと(私が歴史研究をしているので色メガネで見ている可能性有り)思いました。
しかし。今回のメインイベントはこれらではありません。
木簡作り体験です!
最初は「長屋王家木簡作ろう」とか「呪いの木簡作ろう」とか言いたいほうだいだったのですが、結局
「荷札木簡にするか…」
と無難な所に落ち着きまして。
下の写真が完成品です。
右から2つ目が私、3つ目が相棒作。相棒作にはネコのイラストが描かれております。
完成してから「文字が多い方が荷札木簡っぽい」と気づきましたが、時既に遅し。両脇の2つの完成度の高さには脱帽です(笑)
因みに、全て実在する荷札木簡をお手本に少々手を加えております。一緒に行った友人(一番左の木簡の作者)が木簡の写真と解説が一杯載った、学部生時代の講義のプリントを持参してくれていたのです!
こういうことにやたらに熱くなる私達です(笑)
*木簡(もっかん)
一応、簡略な説明を付け加えておきます。
木の板に文字を記したもので、古代〜近世まで使われていました。用途は文書の記録や落書きもあるし、習字などもあります。色々な条件が重なると、古代の木簡が地中に残り、それが発見されて非常に重要な史料となります。
荷札木簡(にふだもっかん)は、全国各地から中央に送られた税物に付けたものです。一種の「ちゃんと税を納めたよ」という証明書。税物は米から布、塩、特産品、色々あります。
なにやら偉そうに語ってしまいましたが、本当に簡単に書いたので…申し訳ありません。