基山と幼女と吉良君
『ヤダ!リンはそんなのみとめませんー!』
「そんな事言ってると、宇宙人が来て連れて行かれるんだからね。俺知らないよ、リンが連れてかれても」
『ヤダー!うわぁぁーーん!!』
「もう何してるの?煩いんだけど」
『きらにーちゃ、っヒロトが、いじわるゆー!』
「意地悪じゃないでしょ、リンがトマト食べないから」
「あー、めんどくさいなー。じゃあこうしようか、じゃんけんで負けた方がトマトを食べる」
『にんじんも・・・』
「・・・・・・じゃあ人参も」
「でもそれじゃあリンの為にならないじゃないか」
「勝てばいいんだよ。勝てば」
家の吉良君は面倒臭がり。
でもって、じゃんけんが無駄に強い。