ヒロトと幼女


『ヒロト！ちらしずしたべよ！』

「ちょっ、せっかく玲奈が着物着せてくれたのに走らないでよ」

『ヒロトちらしずし！』

「だから、もう」

　キャスタニエ家


「本当すごい立派なひな人形買っちゃったよね」

『私のためだからね』

「･･･ひな人形って、仕舞い忘れたら嫁に行くの遅れるらしいな」

『マジでか！？』

「じゃあ早く仕舞わないとだね」

『え。エミルは私に早く嫁に行けと？』

「え？ち、違っ！じゃあずっと出しておこう」

『そんなにエミルは私が好きなのか。シスコン？』

「もうどうしたら･･･」

「別に早く仕舞わず、仕舞い忘れなきゃいい話だろ」

　ジュードと


『怪我しました』

「もう、ちゃんと前向いて歩かないから」

『だってジュードを見てたいんだもん』

「〜〜〜っ！恥ずかしげもなくそういう事言うし･･･」

　シンクと


「ちょっと、早く出てけよ」

『えー？せっかくシンクが寂しくないように居てあげてるのに』

「いらないよ。迷惑だ」

『まあ、酷い。私の心はブロークンハートよ』

「ウザいし、邪魔だし、仕事しないし」

『だってアッシュが悪いんだ。もうアイツ早く任務行けよ。そして重傷の怪我でもしたらいいのに』

「あーもう、居ていいから静かにしててよ！」

　秋と春奈と


「秋さん！リンちゃん！私の家でお泊まり会しませんか？」

『え、いいの？わぁ楽しみ！』

「じゃあ私、ケーキ作って行くね」

「じゃあじゃあ私はクッキーを用意します！」

『･･･じゃあ私は、必殺技を作ります』

「べ別に無理して作らなくてもいいと思うよ？」