急な喪失感に身体が震える。
「こっちに入れてやろうか」
性行為には適さない器官の入り口を突っついてやると、アスベルが怯えたような表情を見せた。
――たまんねぇな。
涙目になりながら許しを乞うアスベルの姿が容易に想像出来、ほくそ笑む。
「止めて、それだけは許して…お願いだから…っ」
――思った通りだ。
案の定、アスベルは涙を浮かべながらダンテに許しを乞う。
「…大人しく出来るな?」
ダンテの言葉に直ぐには反応しなかったが、ややあってこくりと頷いた。
途端に先程まで行われていた行為が再開される。
「!!!」
「はっ、もうイったか?」
感度が昂った身体へ強烈なまでの刺激を与えられ、嫌でも達してしまう。
「や…ちがぁ…」
感付かれたくなくて、否定するが、ダンテには通じなかった。
「何度でもイかせてやるからな」
くしゃくしゃとアスベルの頭を撫で、アスベルの柳腰をひっ掴み、ガツガツと穿ってやる。
奥へと当たる度にアスベルが悲鳴のような喘ぎ声をあげるが、それすらもさして気にした様子もなく、ダンテは動き続けた。
喪失感