「ヒ、ン…ッ」
「フン…4回目か。まだイけそうだな」
「や、死んじゃう…」
「死ぬなら、俺が満足してから死ね」
「ば、ばか…ぁあ!!」
「はは、もう5回目か、余裕だろ?」
「あんっあ、あぁ…!も、許して…早く、イって…!!」
「全く、仕方ねぇな…アスベルも少しは我慢しろ」
「やだあぁぁっ!!だめ、いやぁっ」
結局アスベルが解放されたのは、空が明るくなり始めた頃だった。
口からだらしなく唾液を流し、身体を横たえさせ、ぐったりとしたまま動かない。
一方のダンテは未だに満たされていないらしく、アスベルの柳腰をひっつかみ、行為を再開させようとしていた。
「やらぁ…、ゆるひ、てぇ…」
舌がうまく回らず、言葉を紡ぐことが難しくなっているなか、漸く拒否する言葉を放つ。
ポタポタと流す涙に気付いたのか、ダンテは溜め息を吐き、アスベルに毛布をかけてやる。
「…悪かった」
一言だけ呟くと、アスベルの横に転がり、微睡みを待ち始めた。
と、直ぐに寝息を立てて眠ってしまった。
アスベルは軋む身体に鞭を打ち、身体を反転させると、自分に掛かっていた毛布の半分をダンテに掛ける。
「無理、させないでよ…」
未だに痛みと疼きが残る自身を見つめ、苦笑を溢した。
――まったく、大変な男に捕まったものだ。
結局流される