体内に収まりきれなかった精が溢れ、シーツとアルエの腿を汚した。

「やぁ…な、か…だめぇ…」

今にも泣き出しそうな声で嫌がったが事後に言っても仕方がない。


体内に残る熱を掻き出そうとアルエが指を宛がうが、シュヴァーンにより阻止されてしまう。

「ど…して…なか、熱いの、いやあ…っ」
「今からまた中に注ぐのに、今掻き出しても仕方がないだろう?」

穏やかな笑みを浮かべて紡いだ台詞はなんと残酷なものか。

シュヴァーンの口から発せられた言葉にアルエを耳を疑ったが、下腹部に侵入してきたそれを感じ取った瞬間、冗談ではないのだと悟ると、身を震わせた。



溢れる熱

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