「レイヴン、さ…」
「…なぁに?」
「ほんとうに、大きくなる、んですか…?」
「…どうだろうね」




――今更からかってごめん、だなんて言い出しにくいけども。




「本当は分かっていたんですけどね…、大きくならなくても、嫌いに…ならないでください…」

アルエはそれだけ漸く紡ぐと、ぷつりと意識を飛ばしてしまった。



「…はは、嘘ってのバレちゃってたか」

すっかり寝息を立てて寝てしまったアルエを苦笑しながら見つめる。

「嫌いになんてならないわよ。大きかろうが、そうでなかろうが、アルエちゃんはアルエちゃんなんだからね」




――巨乳なアルエちゃんもある意味見物になるかも…しれないけれど。


俺はアルエちゃんだったら、何でも許せちゃうわな。



彼女なら何でも許せる

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