「アルエちゃん」
指をアルエの腹辺りに這わせながらレイヴンが呼び掛ける。
「此処に出して良い?」
トントンと臍の下を指先で叩きながら言う。
「ぁう、やッ…!?」
「…ごめん、流石に危険か」
自分が言った言葉の重大さを自覚し、苦笑を溢す。
それでも律動を抑えることは出来ず、ただひたすらにそれを繰り返す。
「あ、あ…っレイヴンさぁ…っん、あ、あぁっ!」
半ば叫び声の様な喘ぎを洩らし、レイヴンに抱き着く。
ビクビクと身体を震わせ、涙が溢れ出す。
嫌と言うほどの快楽をまざまざと植え付けられた身体はとうに限界を超えているのだろう。
「…ッ」
此れでもかと言うほど奥を締め付けられ、レイヴンは顔をしかめる。
「…は、ク…ッ」
アルエが達した直ぐ後にレイヴンはアルエのナカから引き抜き、アルエの腹を目掛けて吐精した。
ベトベトとした白濁がアルエの顔に迄跳ねてしまったが、最早手を動かす力すらも失ったアルエは、拭うこともせずにくたりと横たわった。
「は…、アルエちゃ…ごめ、顔に掛かっちゃったね…」
暫し放心していたレイヴンがアルエの顔を見てそれに気付くと、漸く拭われた。
腹へと迸る欲