「よく言えました」
アルヴィンはセラに自身を押し当て、一気に貫いた。
「―――――!?」
あまりにも性急な行動に、叫び声すらもあげられず、一方のアルヴィンはそこから間髪入れずに腰を打ち付ける。
「ひ、あっ!!ふぐ、んあぁっ!!」
奥から溢れてくるそれのお陰で痛みを感じることはなかった。
ただ、耐えられない程の刺激を与えられ、無理に快楽を引き摺り出され、心身共に追い付かない状態だ。
「キツ…、セラ…力抜けるか?」
これでもかというほど締め付けられ、アルヴィンの額にも汗が滲む。
持っていかれそうだとアルヴィンは苦笑すると、セラから力を奪う為に耳朶を少し咬んでやる。
「ふあぁあああ!?」
「ッ、セラ!抜けって…!」
それが逆効果だったのか、余計に力が篭ってしまい、更に締め付けられる。
「あ、る…!そん、なに激しく…しちゃあ…ッ」
いやいやと首を横に振って抑えてと願うが、それが叶うはずもなく。
「わり…、もう、持たねぇわ…」
――早くセラの中に出して、そして…。一生離さないように。
「持たないって、まさか!」
アルヴィンが何を伝えようとしたのか、意味を理解した途端にセラが逃げるようにもがき始めた。
「やだっ、や…だ!あ、んっ、中は、ふあっ、いやぁ!!」
「暴れんなって…ッ大人しく、してろ…!」
「はなし…きゃあぁっ!」
ガツガツと奥を穿つそれが段々膨張し、熱を帯びてくるのが直に伝わる。
それが何を表しているのかが分かり、恐怖だけが頭に浮かぶ。
よく言えました