「セラ、セラ…ッ」
先程からアルヴィンが譫言のように何度もセラを呼び続けていた。
既にアルヴィンはセラの中に吐き出そうと欲のままに動いているだけだ。そこに彼女への労りの感情は、ない。
「ひぐ、アルッ、アルヴィン…!やめ…、うぁあっ」
「ク…っ」
アルヴィンの呻きと共に、身体の奥で何かがはぜる。
脈打つそれを感じ、現実を知った。
「や…だ…」
ずるりと抜かれた反動で奥から乳白色の体液が溢れ出す。
ガタガタと震え、怯えるのと同時に漸く終わったと何処かで安心している自分がいるのも事実なわけで。
ぐったりと身体を横たえさせていたが、肩で軽く呼吸をしていたアルヴィンがセラの身体を反転させ、背中から抱え込むのと同時に。
「へあ…っ!?」
今出したばかりだと言うのに、中に侵入してきたそれは既に熱を帯びており。
悪いな、と耳元で囁かれたのと同時に奥を穿ち始めた。
――やだ、嘘…。まだ…!
ガクガクと先程以上に乱暴に揺さぶられ、セラは目の前にある壁にすがり付くように手を付いて与えられる刺激に耐えようとしていた。
労ることも忘れ