強烈な感覚に身体中が震えだす。
脳にも酸素が行き渡らず、思考が鈍る。

放心しているセラを満足そうに見下ろし、そこで指を完全に引き抜かれた。
奥から溢れてくる蜜に反応し、ピクリと震える。

「あ…あ、るぅ…」
「我慢するなって、な?」
「あぅ、うん…」

我慢するのはやめたと、セラはアルヴィンに抱きつき、すがり付いた。

「アル…、アルぅ…っ」

漸く素直になったセラを見下ろし、アルヴィンが笑む。

「やっと素直になったか。お姫さん、どうしてほしいか、ちゃんとお口で言えるね?」

セラの口から卑猥な言葉を言わせようとアルヴィンは企むが、一方のセラは最早自分が何を言わされているかも考える余裕もなく、アルヴィンにしがみついているだけだった。

「アルが…」
「…俺が?」
「アルヴィンが、ほしい、の…ったすけて、へん、なの…!」


――あぁ。セラのこんな姿を見て、襲わないのは男の恥だな。



(こんなに泣きじゃくって、辛そうにして…)



我慢するのはもうやめた

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