「おたくも我慢出来ないでしょ?」
「そんなわけ…っ」
「ある、でしょーが」
言うが早いか、下着の中に手を入れられ、撫でられる。
指に絡んだものが何かがわかった瞬間、自然に笑みが溢れた。
セラの方は恥ずかしさからか、更に顔を赤くさせていた。
「嘘吐かれるのは嫌いなくせに、自分は嘘吐いちゃうわけか」
「違うもん!したく…ないもん…」
「まーだ、嘘吐くか」
悪い子だ。
その言葉を聞き、セラの顔が一気に青ざめる。
言葉だけでない。その“声音”で既に取り返しのつかない事態になっていることに漸く気付いたが、身体が逃げをうつ前にアルヴィンがセラの身体を押さえ付け、馬乗りになる。
「や、だ…、やめて」
「悪いな。大分溜まってて、もう我慢出来ねぇんだわ」
ぶちぶちと釦が千切れる音が鼓膜に響く。
布の合わせ目から覗く双房を暴き、片房に食らい付いた。
「や…っ、はぁ…」
首を横に振り続け、拒絶するが、アルヴィンはそれを一瞥しただけで行為を止める事はなかった。
どんな反応をされようが、元々止める気などないのだ。
嘘吐かれるのは嫌いなくせに