- ナノ -


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 実はね、とその白竜は竜に言った。私はあまり人に対していい印象を持っていなかったの。でも、あなたから人の話をいろいろ聞いて、人間もいいな、って思い始めたのよ。いつか私も、人と話したり一緒の時をすごしたりできるといいな、って。白竜はそう言うと、かなたの人の街を思うように地平線を見た。


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