泥のような深い眠りから覚めると、赤屍さんの腕の中にいた。 それにしても昨夜は凄かった。 嵐の中でもみくちゃにされるような激しい情事の名残が、身体のそこかしこにまだ残っている。 最後の辺りは殆ど記憶がない。 気を失うように眠ってしまったみたいだが、身体に不快感はなく、綺麗になっていたので、赤屍さんが清めてくれたらしい。 「おはようございます」 「お、おはようございます」 「ああ、まだ動かないで下さい」 「えっ……あっ?」 お尻から腰の辺りにかけて、太くて長くて硬いものがずりずりと擦りつけられる。 真っ赤になって逃れようとした私をがっしり抱え込み、赤屍さんは、 「あ……いや、ああんっ!」 いとも容易く挿入を果たしてしまった。 「さあ、昨日の続きをしましょう」 悪魔の囁きが耳元で聞こえたが、私に逃れる術はなかった。 |