シャワーを浴び、身支度を済ませて朝食を食べる。 テーブルに並んでいたのはお医者様らしく健康的な和食だった。 二人してそれを食べた後、まだ少し時間に余裕があるからと、食後のティータイム。 「しかし、不思議ですね」 「何がですか?」 「いえ、アンケートの件なのですがね」 そう言った赤屍は、これから仕事なのか、いつもの黒尽くめの格好をしている。 「このメルマガを配信した後、何故か私以外の男性に投票されているのです。不思議だと思いませんか」 優雅に紅茶を飲んだ彼は、ティーカップをテーブルに置くと、こちらを見て微笑んだ。 「なので、今から別の男性に票が入ったら、その男を切り刻みに行こうと思いまして、ね……」 「ひぇっ!」 目が本気だ! |