パソコンに向かって作業をしていたら、後ろから羽織を掛けられた。 「お疲れさまです、主」 「ありがとう、長谷部」 「お身体が冷えてしまっていますね」 温かい手で肩を掴まれる。 そのまま軽く揉まれて、深く息をついた。 思っていた以上に疲れていたようだ。 「何か用があったんじゃなかったの?」 「はい、アンケートに関するお知らせです」 私の肩を揉みながら長谷部が言った。 「アンケートの投票は日曜日で終了します。今日を入れてあと五回投票出来るので、お好きなキャラにコメントして下さいとのことでした」 「そっか、ありがとう」 忘れないように投票しよう。 無効になったらもったいないからコメントも忘れずに。 「主、風呂で温まりましょう。俺が洗って差し上げますよ」 「は、長谷部…!」 「しっかり湯船に浸かって温まりましょうね」 私を抱き上げた長谷部はそのまま部屋を出て浴室へと向かった。 |