「眠い?もう少し頑張って」

お風呂から上がってふかふかのタオルでくるまれ、お姫様抱っこで自室まで運ばれる。

部屋に入ると既に布団が敷かれていた。
どうやらお風呂に入る前に敷いておいたらしい。
さすが、光忠。隙がない。

「まだ寝ちゃダメだよ、なまえちゃん」

布団の上に降ろされたと思うと、光忠はすぐに髪を乾かし始めた。
ある程度の水分をタオルドライしてからドライヤーで仕上げる。
気持ち良くてついうとうとしてしまう。
そうする間に寝間着を着付けられた。

「よく我慢出来たね。さあ、もういいよ」

光忠の手で布団に横たえられ、毛布と掛け布団を掛けられる。

「光忠も」

「はいはい」

苦笑した光忠が添い寝してくれる。

「ああ、そうだ。寝る前に確認しておかないとね。アンケートは投票したかい?」

「んー…」

正直、毛布の肌触りと光忠のぬくもりでぬくぬくとしていた私はそれどころではなかったのだが、生返事では物足りなかったらしい光忠に頬を撫でられて促される。

「ほら、なまえちゃん」

秋アンケ

「僕に投票してくれたら嬉しいな。コメントを忘れないようにね」


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