「お待たせ。今日の八つ時はロールケーキだよ」 燭台切がおやつを持ってきてくれた。 今日のも美味しそうだ。 「どうかな?」 「バッチリ!美味しいよ」 一口食べてローソンのプレミアムロールケーキを思い出した。 こちらのほうが美味しく感じるのはやはり愛情の差だろうか。 「主、文をお持ち致しました」 そこへ長谷部が文を持って現れた。 文と言っても畳まれただけのメモのようだ。 ■中間報告■ ・長谷部 20 ・三日月 21 ・薬研 20 ・一期 13 ・小狐丸 16 ・燭台切 16 「これは……」 「どうかされましたか?」 「う、ううん、なんでもない」 急いで紙を再び折り畳み、懐にしまいこむ。 「気になるなあ。僕達には言えないこと?」 「俺ではお役に立てませんか、主」 「えっと…これは…そう、審神者だけの超機密事項みたいなものだから」 「そうか…なら仕方ないね」 「わかりました。でも、俺に出来ることがあれば何でも言って下さい」 「そうそう、何でも手伝うよ」 「うん、二人ともありがとう」 どうやら納得してもらえたようだ。 二人が部屋から出て行くと、こっそりメモを始末しておいた。 |