※楽園総選挙PR

今日は家庭教師のリヴァイ先生に勉強を教えて貰う日だ。

私は先生の指示でテスト勉強のおさらいをしている。
先生のお陰で成績はうなぎ登りだ。
逆手に持った双剣で回転斬りを決めるかの如く、テストもバッチリだった。

その先生はさっきから誰かと電話している。

「なんだと?てめぇ、本気で言ってやがるのか。削ぐぞ」

怖い。
声を荒らげずにひたすら無表情でドスをきかせるから余計に怖い。
完全に殺し屋の目だ。

私は復習に集中することにした。
触らぬ神に祟りなしだ。

「分かったか、エレン。分かったならさっさと取りかかれ」

先生はそう言って電話を切った。

「いいか、楽園総選挙春の陣は3月23日までだ。今度の日曜日だぞ。間違えるな」

「はい、先生」

「俺に入れ無かったら犯す。これも躾だ」

「怖いです先生」

「他の男には絶対に投票するなよ。わかってるな?」

「はい、先生」

シャーペンを持つ手がぶるぶる震えた。


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