「あ…ありのまま、今起こった事を話すね!
『私がザンザスだと思って話してたのはベスターで、ベスターだと思ってたのがザンザスだった』」

「…は?」

「な…何を言ってるのかわからないと思うけど、私も何が起こってるのかよくわからなかったの…。ベスターがザンザスの声で『ドカスが』って言うまでは」

「んなっ、つまり、ザンザスとベスターの中身が入れ替わっちゃったてことか!?」

「うん」

「嘘だろぉーっ!?」

「嘘じゃないよ。ほら」

「ドカスが」

「ガオ」

「本当だーっ!?」

「どうしよう。いまザンザスとえっちしたら獣姦になっちゃうよね?」

「いや、そういう問題じゃないだろッッ!!!」



「という夢を見たんだけどさ…」

「凄い悪夢だね…大丈夫?ツナ」

「大丈夫じゃない。頭がどうにかなりそうだった……幻術だとか超直感だとかそんなチャチなもんじゃ断じてない。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ…」


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