「それでは、第一回魔王サミットを開催致します。メンバーは、私、リドル君、ルルーシュ君の三人ですね。司会は管理人の都合により、私、赤屍蔵人が務めさせて頂きます。ギアス、魔法、凶器の使用は禁止。よろしいですか?」

「ああ」

「構わない」

「有難うございます。では早速最初の議題に入りましょう。『拉致・監禁の必要性について』それぞれご意見を聞かせて下さい」

「それはお前の十八番じゃないのか?」

「リドル君こそ。双子シリーズで妹君を拉致監禁した上、しっかり孕ませていたではありませんか。ルルーシュ君はどうです?」

「『必要性』についてならば否定はしない。状況によっては、本人の意思に背いても安全に保護して匿うことが必要な場合もあるだろう」

「『保護』ですか…なるほど、ものは言い様ですねぇ」

「どう取り繕ったとしても、対象の自由意思を無視している以上犯罪でしかないがな。クク…大した悪人だ」

「お前達にだけは言われたくはない。悪人、犯罪者というのであればお前達も同じ立場のはずだが?」

「その通りですが何か?」

「その通りだが何か?」

「堂々と開き直るなッ!」

「クス…目的の為には手段を選ばないなどと言われていますが、ルルーシュ君はまだ甘さを捨て切れていないのですね」

「監禁していいのは孕ませる覚悟がある奴だけだぞ、ルルーシュ」

「(…俺は…俺はこんな奴らと同類に見られているのか…)」



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