Memo


2014/08/20


※鬼灯さまとバンシー


「ふえっ…ご、ご報告、しますっ…」
「はい」
「に、二丁目の…ぐすっ…佐藤さんのおばあさまが…明日…お亡くなりに…うう、」
「分かりました。当日はお迎え三連星とともに貴女も現場へ向かって下さい」
「は…はい…うっ…」
「……。バンシーという妖精の性質だから仕方ないとは思いますが、それにしても泣きすぎじゃありませんか?」
「うう…すみません…」
「人が亡くなる度泣いてたら身が持たないでしょう。…ほら、これで涙拭きなさい」
「っ…!ほ、ほーずきさま……ありがとうございますっ…う、うわああああああああん」
「…逆効果でしたか」


*EUから出稼ぎに来たバンシーちゃん。

2014/08/16


※鬼灯様とジ○リA


「丁!いやよ、なんであなたが生贄なんかに…!」
「……」
「おい、もう行くぞ」
「離して!丁…!」
「……っ…」
「…っ丁、待ってて!わたし、生まれ変わってもきっと会いにいくから!未来で待ってて!」
「……!」

* * *

「…ごめんね、丁。あたし…グズだから」
「……ほんとですよ」
「丁は…ずっと待っててくれてたのにね」
「…まぁ、通常転生したら前世の記憶は消えるもんですからね。思い出してくれただけでよしとしましょう」
「ふふ。変わってないね、そういうとこ」
「あなたもすぐ泣くところは変わりませんね」


*ちょっぴりいい話でまとめたかった。

2014/08/16


※白澤さまとジ○リ。原作三話目くらいの落とし穴の場面。


「親方ぁー!空から神獣様が!」
「誰が親方だ!…ってあれは白澤様!?よっしゃ、待ってろシ○タァァァ!」
「僕シー○じゃないああああああ」ヒュルルルル
「キャーッチ!」ガシッ
「ごふっ」
「あ、お、おも…わああああああ」ベシャッ

「白澤様なんで飛行石持ってないんですか!私まで穴に落ちちゃったじゃないですか!」
「一応飛行石なくても飛べるからね!?」


*じゃあなんで飛ばないと言いたい。

2014/08/16


※鬼灯さまとジ○リ


「鬼灯様、私と貴方が争わずにすむ道はないのですか。本当にもう止められないのでしょうか」
「客が大勢集まっています。彼らの文句が直にここへ届くでしょう」
「限定チーズケーキをどうする気ですか。独り占めなさるおつもりですか?」
「いかにも甘党らしい手前勝手な考えですね。この限定チーズケーキはみんなの者です。ケーキ屋のショーケースで待ち、ショーケースから出されるとともに箱詰めにされる」
「チーズケーキを解き放って下さい!これは私のものです!」
「黙れ小娘!貴女にチーズケーキの不幸が癒せるのですか。ベイクド派を馬鹿にしたレア派が、ベイクド派の牙を逃れるために作り出したケーキが『限定半熟チーズケーキ』です。レアにもなれず、ベイクドにもなりきれない、哀れで美味しい可愛いケーキなのです。貴女にこれを救えますか!?」

「あ、あの…店頭で喧嘩はちょっと…」
「というわけで最後の一個は私に譲りなさい」
「いいえ!私が連れて帰ります!」


*ケーキ屋さん大迷惑。半熟チーズケーキってほんとにありそうですね。

2014/08/12


※夕神さんが壁ドン


「……オイ」
「!…お、お先に失礼しまーす…」
「逃がすか」 ドンッ
「……!」
「なァ…俺になんか言うことあんだろ」
「さ、さぁ…ナンノコトデショ?」
「片言じゃねェか。…とにかくだ。このまま無事で済むと思うなよ」
「ひゃっ…!?(く、くび!首かじられた…!?)」
「覚悟はいいか?」
「全然できてませんよ!」
「関係ねェ」
「う、あ…っうう、ご、ごめんなさい!冷蔵庫にあった夕神さんのわらび餅食べちゃってほんとにすみませんでした!」
「………なんだと?」
「…あれ?そのことで怒ってるんじゃないんですか?」
「…今朝お前さんが提出した書類の判子、全部押し間違ってたって話だったんだが……そうか。わらび餅、ねェ。ありゃお前さんの仕業だったのかい」
「…し、しまった…!」
「もう一度聞く。覚悟は、できてるな?」
「ひいいいい」


*その後、彼女の姿を見たものはいなかった(え)

2014/08/11


※鬼灯様に壁ドン


ドン
「?…今、壁の向こうで音が…」
ドンドン
「隣から…?」
ドンドンドン
「………」
ドドドドドドドド
「………」
ドドドドドバコッ
「あ」
「…フルコンボだドン」
「こんばんは、鬼灯様」
「こんばんは。謀反ですか?」
「まさか。巷で噂の壁ドンってやつですよ」
「多分意味違うと思います」

2014/08/10


※白澤さまを壁ドンする


「……白澤様」 ドンッ
「ちょ、なになに?」
「………」
「ええと…?」
「どきどきしますか」
「え?」
「巷で噂の壁ドンというものをやってみたのですが…どうですか、今どきどきしてますか」
「色んな意味でどきどきはするけど…どっちかっていうと、」
「……!」
「…位置逆の方がしっくりくるかなぁ」
「…顔、近いんですけど」
「どう?どきどき、する?」
「……しません」
「ほんと?じゃあ確かめてあげるね」
「どさくさに紛れて胸触るな」


*壁ドン返し。



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