Love whisper
「サレの寝顔って綺麗…」
私は横で眠る恋人の寝顔を見つめる
規則的に穏やかな寝息を立てる彼の顔は
男女関係無しに嫉妬する程綺麗
「本当…口を開かなきゃ完璧なのに…(苦笑」
「へぇ…?それはそれはお言葉だねェ、陽チャン?」
いきなりサレの綺麗な瞳がパッチリと開いて
私を見つめる
「えっ…! さ、サレ…いつから…起きて…?」
「君が僕を綺麗って誉めだした辺りからかな」
…じゃあ殆ど聞かれてた訳ですね…
「だいたい…そんな僕を恋人に選んだのは君だよねェ? あんな城内で大声で告白してk「わぁぁぁぁ!!恥ずかしから言わないで!!」
サレにずっと憧れていた私は
強行手段として、思わず叫んで告白してしまった…
そのお陰でカレギア城内では公認なのです…
「それに、僕が口を開かなきゃ愛の言葉も囁けないよ?」
「うー……やだ。」
クスッと笑い
じゃあほら、おいで
と彼は私を抱き寄せた
「…愛してるよ陽」
「うぅ…//」
耳元で囁かれてぞくぞくする
「離さないからね…ずっとずっと…」
「あぅ…もういいです…///」
「クスッ…だーめ」
しばらく続くサレの耳元での囁き
止めて、と言っても止めない
これが私の大好きな恋人です。
END
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