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久しぶりに大学の先輩と会いました。その人は同じサークルでギターや機材に授業……はたまた恋愛相談など何かとお世話になっていた人でした。よく飲みに行って、ライブやフェスにも誘ってくれ、スタジオ終わりに何度も泊らせてくれました。後輩という立場を使い、何度も甘えては相手をしてもらってました。
そんな先輩は社会人。仕事で少し遠くへ行き以前のように会う機会は減ってました。だからこうやって久々に会えてとても楽しかったです。
茶髪の緩いパーマに黒眼鏡は今はもうなくって、短髪の黒髪にコンタクト姿になっていました。その容姿は少し痩せており、もう大学生じゃなく社会人なんだと深々思いました。
だけどほんのり漂う香水と煙草の匂いは健在で、煙草の銘柄も変わってなくて…その声も昔と変わらず安心しました。昔のように名前で呼んでくれるその姿を見て、少しだけ嬉しくなりました。
そんな先輩に私は少しの恋心を抱いていたわけで。香水の香りが離れなくて…なんだかちょっぴり淡く擽ったく、それでいて切ない気分です。
とても乙女チックですが……まあこんな日もたまにはいいよね。今日だけは思い出に浸ろうっと。
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