ダイゴさんとデート(?) 5
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「僕はあまりみたことはないが、コンテストもバトルをするんだろう?」

「ダイゴさん、ナイスです!ハルカ、エリシアさんにコンテストバトルしてもらえよ!!」

「えええそんな恐れ多い……!!!」

ハルカちゃんがサトシに押され気味になっているのを見て苦笑し、どうするか考える。

「うーん、普通のポケモンバトルとは違うから、なかなか難しいわね。コンテストはポイント制だし」

「で、ですよね……!すみません、無茶なことを…!」

「だから、どちらかのポケモンが倒れるまでのバトルでもいいかしら。もちろん、技の出し方や魅せ方はコンテスト方式で」

コンテストバトルは、どちらかのポケモンが倒れるまでだけではなく、技を外したり、相手のポケモンの方が動作が良かったりしたら、どんどんポイントが減ってしまう。なかなかシビアなものだ。

だからこそ、細かいところは省いて、わかりやすい勝敗の決め方を提示すれば、残念そうに肩を落としかけたハルカちゃんは、目を見開いて私を見る。

「コンテストバトル、してくれるんですか…!?」

だんだんと笑顔になっていく彼女に、小さく笑いながら頷く。

「もちろん。あ、だけど、このミロカロス、リーグにも通用するように強く育ててあるから、レベルの差がありすぎるわね」

ちょっと待ってて。と足早にポケモンセンターへ行き、今持っているミロカロスと、ボックスに預けているミロカロスを交代させ、ハルカちゃんのもとへ戻り、交代したミロカロスをボールから出して海で泳がせる。

「このミロカロス、完全にコンテスト側として育ててるの。技も魅せ方も、メインパートナーであるミロカロスより上だと思うわ。そしてレベルもそんなにあげてないの」

このミロカロスは、ポロックや立ち振る舞いなど、今の私が出し切れるすべてを出して育てている。
ポケモンバトルをあまりさせていないため、レベルも高くないから、今のハルカちゃんと互角に戦えるだろう。

このミロカロスでいいか尋ねれば、ハルカちゃんは何度も首を縦に振った。

「今のエリシアさんのすべてを出して育てているミロカロスを拝見できるなんて、光栄です…!よろしくお願いします!」

「良かった。こちらこそ、よろしくお願いします」


そして、急ではあるが、ハルカちゃんのアゲハントと私のミロカロスのバトルが開始された。


 

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