あれは いつ 喉元を過ぎ行くのだろうか
「それでね、ニア、聞いてくれる?」
くぐもった甘い声が耳に響く。
先ほどから放置されているカップの中の白には、この甘さがよく似合うと思った。
そうしてつい、頷いてみせる。彼女の悩みに興味などないのに。
完全なる打算。
「だってね、だってね」
「ニアはどう思う?」
こちらの気も知らないで、詰め寄る姿に我が身が熱を帯びていく。
かくして打算が誤算になることもあるのかと学ぶ。
カップの中身は冷め行くのに、私ときたら。
●ホットミルクの受難●
「理解できませんて顔!」
「…してません」
「してるじゃん」
「そう見えますか?」
「見える」
そうだLには、理解できない。信じられないだろう。
シンプルなただのショートケーキ。
彼にとっては、取るに足らない。
苺の周りにはろうそくが刺さっている。
抜いたらクリームが剥げて、恐らくスポンジが露わになるであろう本数だ。
小さくて、その上クリームの大半がろうそくの銀紙に持っていかれるなんて、この後の見立てとしては最悪だ。
それなのに
私の、この反応。
まじまじとこちらを見ている黒い瞳。
甘い唇が開かれて、彼は真剣に言葉を紡ぐ。
「理解したい、とは思っています。おめでとうございます」
●わたしが泣くことのすべて●
マット「俺あの子からのメールによくハートの絵文字ついてんだよねー」
メロ「あっそ(面白くない)」
ニア「女性は意味なくそういったものを多用する生き物ですよ」
マット「うるせーな、俺もう10回はついてたかんな!」
メロ「(俺はもうちょいあるな)」
ニア「(こちらは今朝来た返信で13回目)」
とかいう。みんな結局ハートマークを意識してるし、なんなら記憶力が飛び抜けてるので回数把握しちゃってるというの、可愛くないですか(吐血)
とても気分が良かったので久しぶりに今日はなんの日探してきました。
ヘアカットの日だそうです。
ヘアカットと言われると、誰が浮かびますか?
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管理人はメロです!(同じでした?Lだったかな?)
メロはオシャレなイメージか強いのでヘアカットと言われるとパッと浮かびます。
夏になると毎年触れていますが、前髪や後ろ髪をさらっと縛ったメロのイラスト、お描きになる方を心から尊敬しています。美しい…!
女の子の髪もさくさくーっと感覚で切り整えてくれそう。いや待てよ、「髪は女の命だろ(気安く触れるか…)」ってメロも最高じゃないですか?
あと絶対メロはゴムを口に咥えるタイプ。
Lもぼさつきがちなのでヘアカットと言われると浮かぶ一人ですね。Lの髪はハサミ入れると余計に収拾つかなくなる気がする。
それを整えられるのは…
あ、
待って
ヘアカット=器用な美容師さん=ワタリ
ってことかな?(違う)
でも分かる。ワタリはリーゼントも余裕で作れる。どういうことなの…。
話を自由に飛ばしましたが、記念日の由来は深くて興味深かったので気になった方は是非探してみてくださいな。
そしてメロとバイク。これも熱い。
二人乗りして抱き付くとして、抱き付いた時のメロの感触ってどんな感じなんでしょうね。華奢ですよね。革の服が、最初は冷たかったのに触れてる部分からじんわりあったまっていくのとか良いと思います。
抱き付かれるのが面白くてわざとスピード出すメロもいいし、普段に比べ超安全に気を配ってるメロもまた良し。
市街地において交通ルールを100%守るかと言われたら、守らないタイプだと思うのです。が、道行く一般市民に危害を加えないように細やかな目配り、先回りした安全なルートとかはちゃんと考えてると素敵。
夜神パパと対峙した時のメロの心の声「本当に〜」にメロらしい筋の通った考え方が出ていて、あそこで堕ちたメロファンの方もいらっしゃるのではと思います。
でもいざとなったら躊躇している場合でもないんですよねぇ、爆破シーン、マスク装着するあたりの微妙な判断・決断力、熱い…(話題が逸れる)
バイクの話に戻りまして、降りた後に髪を直すとして…
呆れながら「やれやれ」で直してくれるパターン、自然な感じで手が伸びてきて「ほれ」って直してくれるパターン、どちらも良い
のですが、その後最終的に「メロもなってるよ!」ってヒロインがメロの髪を直してあげて、思わぬタイミングと正面からの距離に目を逸らしてほんのり照れるメロっていう締めはどうでしょうかね、と思いました(完)
「余計なことすんな」「…(しょんぼり)」「…サンキュ」にするのか
「わざとだし」「いや絶対違うでしょ!」「うるさい」にするのか、迷いは続く…
今回お花見の話題でありがたいコメントを頂戴しまして…とても嬉しい。楽しい。春、色々ありますが良い季節です。
お花見といえばお話作ったなーと思ってストックを掘り返したところ、まだ上げていませんでした。Oh…!
最初は「SPKメンバーが買い出しに行っている間にニアとシートで場所取りしてる」ってお話だったのですが(これ、更新してないよね…?拍手文にした気もするのですが見当たらないから多分してない…見た覚えがある方いらっしゃったら教えてください…!)、確か途中でニアと二人だけでお花見…というか春のピクニック?みたいな雰囲気のお話に変えたのです。見返したら8割方出来上がっていたので更新できたらしたい。いえい。
そのお話は少し肌寒い、ちょうど今〜もう少し経った頃の空気感なのですが、ワイミーズみんなとほのぼの行くお花見だったら断然あったかい気持ちの良い春爛漫な空気感が良いですねっ**
桜がうわぁ〜って散ってみんなのところに降りかかったとして、意外とそういうのを払いたくなるのはマットやメロかなぁと思います。ニアは雨に打たれるの平気なタイプな気がするのですが(普段は超嫌がるけどいざ当たったらどうでも良くなってほっとく系)桜の花びらに対してもそんな感じで。
ヒロインの鼻の上に花びらが乗ったら、みんなに注目されて赤くなって自分で取るパターン。
頭に乗ったらメロに払われてお礼言う、肩に乗ったらマットがそれを取って渡してくれるパターン、とかでしょうか。
これが二人きりのお話だともうちょっと親密にしたいところなのですが、みんなでいるお話でできるのはここまでです。
Lが「桜"も"あなたが好きなんですね」という…ところまでは親愛のラインでみんな一緒にいる時に言っても良いセリフかなと思いました。
でも今思いついた、若干不機嫌なニアによる「あなた、何でも吸い寄せますね」というやや嫉妬交じりの褒め言葉は、これは二人きりのお話じゃないとできないやつ!(アツい)
夜道を歩いていて、監視対象にされた女の子がひょんなことからメロやマットと出会い仲良くなる、みたいな話をぼんやり考えていたのですが、
よりリアル感重視にしてみるのはどうかなぁと思いましてこの間想像巡らせてました。
テンポ良く行くなら夜道に出会っても、「わ!何この人!?」「えっと…わ、私、急いでるので(不審者こわい)」みたいな明るい反応になり、そう言いつつマットあたりにうまく絡まれて心を掴まれ開いていっちゃう、みたいな感じになるのですが、
これがリアルな話だったら、変な二人組に夜道で出くわしたら、うまく交わして全速力で逃げるよなぁ…と。無視も「む、むしむしっ!」みたいな可愛い雰囲気じゃなくて、気配を全力で消すような無視の仕方になるよね…などなど。その場合、どれだけマットが話しかけてこようとも、そうそう仲良くはなっていかないなぁ…
↑と、このあたりまで考えたところで、
いや、二人がもし対象者に接触するなら、夜道突然なんて警戒されそうなやり方ではなくて、もっと日常に即したところでふと顔を合わせるような下準備期間を作ったりとか、もしくは偶然を装うように綿密に計算されたタイミングでふと現れたりとか、そんな風にするかな…
と思いまして!!
そんな二人滾るやん…ってなりました(以上)