文ちゃんについて
2015/09/06


・文ちゃんは一人っ子で、彼が幼い頃に父親が出て行ったので母子家庭。そうなった理由はちゃんとあるのだが、文ちゃんには教えられていない。まあ父について、本人は全く気にしていないので問題ない。それはそれでどうなんだ。

・機械を好きになったことも特に家庭環境や過去の出来事に関係している訳ではないようで、本当に『気がついたら好きになっていた』。中学生の頃には既に友人たちのエロトークで吐いていたようなので、自覚はその辺からだと思われる。

・初恋はランボルギーニのミウラ。父がくれたミニカーがそれで、初めて展示されている実物をみた時恋に落ちたらしい。現在は(ランボルギーニでは)カウンタックも好きらしく、どっちが好きかと聞かれると悩む。勿論日本車も好きなので、そこも含めてしまうと一日中悩む。

・父のことは気にしていないが、自分を育ててくれた母親のことは恐らく人間の中では一番気にかけている。
率先して家事の手伝いをしてきたため料理や洗濯、裁縫などはバッチリ心得ており、おかげでヨシジロウの世話を焼くことができている。
負い目に感じている様子の薄い自分の性癖についても、母親にだけは意識して隠している。変態にも人並みの心はある。

・自室や持ち物をやたら綺麗に整理する癖があり、潔癖症の可能性が高い。自室が整い過ぎていて気持ち悪い。そしてどこからともなく機械パーツや機械雑誌が出てくる。
また、一部家具などにはヨシジロウの隠し撮り写真がみっちりと貼られている。潔癖症のストーカーとかもうどうしようもない。

・機械しか愛せないので人はあまり視界に入っていない、場合によっては嫌悪の対象なのだが、機械マニアやエンジニアのことは尊敬しており、嬉々として会話する。機械の製作者については、まるで彼女の父親のように思っている様子。(おとうさん、アスタコさんをぼくにください)

・機械が愛しいあまり、自分も機械になりたいとも少し思っている。自分も機械になってヨシジロウと暮らしたい。ヨシジロウが自身の身体をコンプレックスだと思っているなら、身体を交換して差し上げたい。あっ凄いですヨシジロウさあん!利害の一致ですね!





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