2011/03/03 01:23
(OP シャンクス)
海を眺めながら歩くのが日課だった。太陽が真上を通る少し前、買い物カゴを片手に。深い青の中に、赤が混ざるのをこの島の誰よりも早く見付けたくて、毎日、毎日飽きもせずに歩いていたんだ。
彼の名前を呟いた。伝えたい言葉は伝えられない。だって、あなたは、私の前にいないのだから。一方通行の約束に気持ち。ちくちくと温まった心に刺を刺す。
今日もまた海沿いの道を歩く。カゴから綺麗なオレンジが顔を覗かせる。早く会いに来てくれないから。なんて、人のせいにして。道の遠くから手を振る青年に笑顔を向けて足を早めた。
貴方の為に温めた言葉は、冷える事はなかったけれど、違ったのね、相手は貴方じゃなかったわ。代わりに贈るのはさようなら。ごめんね。
2010/11/10 14:48
(ぬら孫 夜若)
いらっしゃい。店内に響いた声と、女達の黄色い声を軽くあしらいながら酒を頼む。杯を傾けながら良太猫の話を聞いて口元を緩めていると、ふと店の奥で耳をぺたりと折り曲げて怯えたように小さくなっている女を見つけた(否、女と言うにはまだあどけなさが残る顔立ちだった)
「良太猫、あれは?」
「ん?あぁ、最近入った新入りなんですけど…。どうにも警戒心が強くていけねぇ」
「ふぅん…。本物の猫みてぇだな」
残り少ない酒を一気に煽って近寄れば、怯えた様子から明らかに警戒を強め、少しばかり毛が逆立っている。懐かねぇ野良猫みたいだと手を出したが、危うく引っかかれそうになったので手を引っ込める。正真正銘の猫だと笑った。
「またたびいるか」
「!」
言った瞬間に折り曲げていた耳がピクリと跳ねたのを見て笑いが堪えきれずに小さく吹き出したのを見て、不機嫌そうにまた小さく丸まったそれを担ぐ。
声にならない叫びを上げながらじたばたともがくそいつを片腕で抑えながら、
「こいつ、貰ってくわ」
良太猫にそう言い残して店を出た。
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原作が手元にないから何かが間違っていてもわからない(仕事場です)(←休憩中です)
2010/11/06 00:43
(ボカロ 年長組)
「マスター、起きて」
「マスター、そのまま寝たら風邪ひくわ」
「んぅ…、」
「もう…。カイト、私マスターの布団用意してくるから」
「え、うん…。って、めーちゃん、オレは?」
「マスター抱えて連れてきて」
「抱えて…!」
「何赤くなってるのよ」
「だ、だってめーちゃん!」
「なに…。やましい事でもあるの?」
「やっ!それはない、けど!」
「じゃあ平気でしょ。なに恥ずかしがってるのよ」
「う…。は、はい…」
「じゃあ頼むわよ、カイト。抱きかかえた時にマスターの寝顔が可愛いかったからってに手出しちゃダメよ」
「手…!」
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年長組すき!
2010/10/22 13:24
(SD 三井)
「あーあー」
「…………」
「あー、エロいな。あっ!」
「…………」
「あれはダメだろー。って、ホントにエロいな」
「…三井、あんた」
「やべ!目合った」
「(バカだ)」
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部活帰りにコンビニ寄ったらアイスキャンディ食べてる女子高生と遭遇した時の三井はこんな感じだと思う。
決して三井をバカにしてるわけじゃないです。←
2010/10/19 00:46
(OP ロー)
「おい」
「んー?」
「なんだこれは」
「ハンバーグ」
「固形じゃないこれがか」
「…少し固まりが悪かったかな?」
「ミートソースの間違いだろ」
「ちょっと玉ねぎミキサーにかけたら固まらなくて」
「玉ねぎミキサーにかけてハンバーグ作ろうとする奴初めて見たな」
「だってみじん切りできないんだもん」
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職場の人の実話
最初ホントにミートソースだと思ってなんでパスタが入ってないのか不思議だったらしい
2010/10/16 00:53
(SD 水戸)
「あ、」
窓からそとを眺めていると、校舎から校門へと歩く後ろ姿が目に入った。先生の注意も聞かずに窓から身を乗り出す。
「よーへー!」
大声で叫べば、気付いたのか振り返って苦笑いで返された。開いたままのノートやら教科書やら筆記用具を鞄に投げ込む。
「先生!恋で胸が苦しいので保健室の前を通って帰ります!」
そう言い残して教室から走り出す。それを追うように先生の怒鳴り声が聞こえたけれど無視をした。
(早く、早く、一秒でも早く彼の元へ)
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水戸のような男前な旦那が欲しい
2010/10/12 01:13
(ボカロ レン)
マスターに愛の言葉を叫んでみる。
「マスター!」
「なあに、レン」
「オレ、マスターの事、大大大好きだから!」
「あら」
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ちーん
2010/10/12 01:10
(OP リーマス)
恋人に愛の言葉を囁いてみる。
「と言うわけでどうぞ!」
「どうぞと言われても、」
「愛してるよって言ってくれればオーケーです」
「じゃあ、」
「どきどき!」
「君を愛してる。この世界の誰よりも、ね」
「きゃ!さすが王子!」
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ただ甘い言葉を吐かせるだけに成り下がった個人的企画
2010/10/12 01:02
(OP シリウス)
恋人に愛の言葉を囁いてみる。
「好きだよ、とか?」
「愛してる、だろ」
「きゃ!もっと!」
「…言わねぇ」
「えー、不満です!」
「……………」
「おっと無視!」
「…好きだ」
「んー…。ま、一応合格って事にしておいてあげる」
「てめぇ」
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いちゃらぶさせたくてげきちん(ちーん)
2010/10/09 15:33
(OP クロコダイル)
「ほぅ…。素敵ですわ」
「……………」
「このフォルム、全体のバランス、どれを取っても一流品。そしてそれに負けないお姿」
「……………」
「クロコダイルさん!やはりわたくしも一緒に行かせていただきますわ!」
「いらねェ。うせろ」
「はう!その言葉尻もたまりませんわ!」
「(疲れた)」
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お嬢様な義肢職人。ただの変態になった
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